高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢者向け住まい・施設 その2 サービス付き高齢者向け住宅(1)

2015年05月22日 | 老後と住まい
高齢者向け住まいの一つに「サービス付き高齢者向け住宅」というのがあります。サービス付き高齢者向け住宅は「サ高住」と略されます。このブログでも福祉住環境コーディネーターの試験問題として取り上げたことがあります。
サ高住は、基準を満たす設備やサービスを提供する住宅を都道府県知事に登録できるという「登録制度」です。登録するメリットは、国による建設・改修費等の補助、税制優遇、住宅金融支援機構による融資などの支援が受けられることです。サ高住の制度は新しく、高齢者の居住の安定確保に関する法律」(2001年施行、以下「高齢者住まい法」)2011年の改正により創設されました。改正以前は、高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)、高齢者専用賃貸住宅(高専賃)、高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)の登録制度がありましたが、2011年の改正で廃止となりました。ただし、地方公共団体による高優賃の制度は残っています。サ高住の制度が創設されたのは、高齢者向けの住まいの制度が複雑だったことや行政の指導が不十分だったことが背景となっています。(続く)
(投稿者のURLの該当ページ http://www.rougotosumai.com/sakoujyu.html)


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