高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

高齢者向け住まい・施設 その2 サービス付き高齢者向け住宅(2)

2015年05月23日 | 老後と住まい
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、2011年以降急激に増えています。「サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム」によると、サ高住の登録状況は12年4月に約3万1千戸、13年4月に約10万9千戸、14年4月に約14万7千戸、今年4月には約17万8千戸となっています。このように急激に増えていますので、玉石混交ともいわれています。そのため、もし住み替えを考えるのならば事前に良く調べることが欠かせません。
 サ高住の9割が賃借契約です。これは賃借契約を結ばないと国や自治体からの優遇策を受けられないという事情があります。国としては、住む権利を保証するという観点から利用権よりも住む権利が強い賃借権に誘導しようとする意図があるのでしょう。
 サ高住は、次の2つの基準を満たすことが登録の条件となっています。
○サービスとして状況確認(安否確認)と生活相談は最低限提供すること
○構造・設備は以下とすること
・居住部分の床面積は原則25㎡以上
・居住部分に台所、水洗トイレ、洗面設備、浴室、収納設備を設置
・バリアフリー構造(段差のない床、手すりの設置、廊下幅の確保
ここで注意しなければならないのは、基準には食事サービスや介護サービスが含まれていないことです。(続く)
(投稿者のURL http://www.rougotosumai.com/ 


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