住み替え考（８：住み替えるか住み続けるか 介護疲れ）

住み続けるにしても、身体機能が低下し一人での暮らしが大変となり介護を受けなければ暮らしていけないことになってしまうことも多いのが現状です。もちろん、介護をしてくれる家族がいる人は幸せでしょう。介護をされる人は幸せかもしれませんが介護をする人は大変です。介護は毎日です。休めません。介護疲れによって生活が破壊されてしまうということはよく聞きます。厚生労働省の調査によると平成２５年度中に養護者によって高齢者が虐待されたと市町村が判断したケースは全国で約１万６千件となっており、虐待の発生要因としては介護疲れ・介護ストレスが最も多いとされています。
介護の負担を減らす（レスパイト；直訳すれば小休止）のに役立ちそうなのが、介護保険サービスのうち短期入所生活介護、短期入所療養介護で、ショートステイとも呼ばれているものがあります。短期間、高齢者が施設に入所していますのでその間は家族も介護から解放されます。生活環境が急に変わって高齢者が体調を崩すなどの問題もありますが、ケアマネジャーともよく相談して上手く利用する価値はあると思います。
（投稿者のURL　「老後と住まい」http://www.rougotosumai.com/　）