黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

『軍艦島WEEK2010』開催

2010-04-10 23:57:35 | 軍艦島(端島)
年明け以降、
怒濤のイベント続きで、ろくに記事をアップできませんが、
またまたお知らせです。

これまでのオープロジェクトの、
約10年に渡る伝道活動の総括ともいえるイベントを、
来るゴールデンウイークに
『軍艦島WEEK2010』と題して都内でおこないます。

総合的なエキシビションあり、
軍艦島にまつわる方々との対談あり、
盛りだくさんな内容で、
軍艦島を満喫して頂ければと思います。

◆その1◆



コニカミノルタプラザ企画展
オープロジェクト・プレゼンツ
『軍艦島全景 -未来の記憶-』

オープロジェクトの定番、映像上映は勿論、
島内をバーチャル体験できる等身大の大パネル展示、
スライドショーでの画像展示、
1/500の島模型や実際の軍艦島の石炭、
と、軍艦島をあらゆる角度から体感できる、
総合展示です。
またDVDや書籍の他、すでにお知らせした、
軍艦島デザインのTシャツ&トートバッグも販売いたします。

【会期】4月27日[火]~5月10日[月]※会期中無休
【料金】入場無料
【場所】コニカミノルタプラザ スペースA

詳しくはこちら

◆その2◆



コニカミノルタプラザ展併催企画
大橋弘×オープロジェクト
『軍艦島対談~現在・過去・未来を語る~』

閉山間際に軍艦島へ渡り、
下請け労働をしながら当時の様子を写真に収めた、
『1972 青春 軍艦島』の著者である写真家
大橋弘を迎えての対談。

当時の島の様子や、下請労働ならでは知り得ない、
知られざる軍艦島の裏話、
そしてオープロジェクトも同行した、
37年ぶりの上陸体験のお話を伺いながら、
島が未来へのこしてくれる物はなにか、
そして、なぜ軍艦島に惹かれるのかを
考えて行ければと思います。

【日時】5月1日[土] 18:00開場 18:30開演
【場所】ジュンク堂新宿店 8F喫茶室
【料金】入場料 1,000(1ドリンク付き)
【お申し込み】
ジュンク堂さんへ直接お申し込みください。
03-5363-1300

詳しくはこちら

◆その3◆



コニカミノルタプラザ展併催企画
坂本道徳×オープロジェクト
『トーク・ザ・軍艦島対談~お宝映像と語り尽くし~』

更にイベントウィークの最後には、
NPO法人軍艦島を世界遺産にする会の理事長、
坂本道徳氏をむかえ、映像や画像を見ながら、
実際に動いていた時の軍艦島、
そして廃墟軍艦島から観光上陸まで、
軍艦島の隅から隅まで、
とことん語り尽くします。

また写真集『崩れ行く記憶 端島閉山18年目の記録』
の写真家、柿田清英氏撮影による、
軍艦島の周囲の海中映像など、
普段では見る事の出来ない、
貴重な映像も上映します。

みなさん是非ご参加ください!

【日時】5月9日[日] 12:00開場 13:0開演
【場所】東京カルチャーカルチャー
【料金】前売 2,000 当日 2,500
【お申し込み】
追ってアップさせて頂きます。

詳しくはこちら



最新の画像もっと見る

4 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
▼さんごママさんへ (KLO @ 廃墟徒然草)
2010-05-10 11:11:45
先日は会場へお越し頂き、大変ありがとうございました。
今回の展覧会は、これまでの活動の集大成的な意味もありましたので、
今後展覧会などは当分行なう予定はございませんが、
サイト『軍艦島オデッセイ』
www.gunkanjima-odyssey.com
等をご覧になって頂ければと思います。

また上陸ツアーに関して、
メールにてお知らせさせて頂こうかと思いましたが、
長崎市発行のパンフレットに、
全てのツアー一覧が掲載された物がございますので、
そちらを送らせて頂きます。
返信する
Unknown (さんごママ)
2010-05-09 21:01:56
昨日「えいはち」さんと伺いました。
藤森と申します。
お忙しい時に長々とお話して申し訳ございませんでした。
あとの予定がありましたので、十分に満足するほど見ておりませんので心残りです。
もう一度見に行きたいと思いますが明日いけるかな~。またどこかでやりますか、
私のブログでも取り上げました。
http://3515.iza.ne.jp/blog/entry/1592580/
返信する
▼pulinさんへ (KLO @ 廃墟徒然草)
2010-04-13 16:34:15
すみません、あまり「どうなるべき」とは考えておりません。
全ての結果が軍艦島の未来だと思っております。
このまま風化するのであれば、
コンクリート建築の時間経過がわかり、
今後のRC建築にとても役に立つでしょうし、
保存されれば、
20世紀というダイナミックな時代を、見た人が感じられるでしょうし、
全く別の施設として再生すれば、
一度人が見捨てた場所が、
再び生き返るのを目撃できるでしょうし、
見学ができれば、後世に伝える人が増えるでしょうし、
見学が出来なくなれば、静かな眠りにつくことが出来るでしょうし、
と、
いずれの場合でも、
全てが軍艦島という強烈な地場をもった場所の、
一つの時間の流れだと思っています。
返信する
軍艦島の将来 (pulin)
2010-04-13 15:25:03
は、どうなるべきだとお考えですか?
全島をきれいに修復してある種の博物館・テーマパーク的存在にすべきか?
個人的には、ここまで崩壊しているならもう自然の風化に任せて
やがて無に帰すであろうとしてもいいのではないかなという気もします。
返信する

post a comment