黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

廃線:東京都港湾局専用線 #18

2008-07-04 05:06:51 | ・埠頭散策-晴海線


東京の江東区にかつてあった貨物専用線の、
現存する数少ない遺構の一つ<晴海橋>跡。
今日は望遠画像です。
撮影している場所が橋からはみ出している様に見えると思いますが、
実際はみだしているんです。
橋の途中にある張り出しスペース(下画像左)から撮影しています。

昨日の記事に書き込みを頂いたえいはちさんのコメントで、
晴海橋の再利用の話がありましたが、
かつて横浜新港地区に走っていた臨港線の鉄橋や線路が、
赤煉瓦倉庫の再生と一緒に再利用されているように、
できれば晴海橋も再利用して欲しいですね。
画像にも写るセメント工場が複合商業ビルとかになると、
晴海橋の再生も意味が出てくるんではないでしょうか。
錆び付いた鉄橋越しに見えるセメント工場の景色も、
これはこれでいいんですがね。。。

画像右下はかつて桜木町の駅からほど近いところにあった、
横浜臨港線の大岡橋。
90年代初頭にはまだ廃線として残っていました。
汽車道として再生された今は場所も移動しているようですが、
残っているのは素晴らしいですね。

  
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2 Comments

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>セメント工場が複合商業ビルとかになると (えいはち)
2008-07-04 09:36:12
そうなったら再利用の現実味がかなり出てきますね。
昨日カキコんだキッザニアのアトラクションは半分冗談として、
横浜と同じように線路を残した上で、人道に生まれ変わる可能性は高いでしょう。
朽ちていく廃墟も魅力的ですが、この橋はまだしっかり形を保っていますし、
再生されたら素敵なことだと思います。
そうそう、隣のららぽーとでは石川島播磨のドックが再利用されているんですよね。

最後の画像で、横浜の再生前の様子を初めて見ることができました。
こんなに荒れていたのを再生させたとは、いい仕事しましたねえ。
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▼えいはちさんへ (廃墟徒然草)
2008-07-05 00:40:44
横浜のように線路と共に残るなんていうのは、
理想的な形だと思います。
煉瓦倉庫を残す事で、
かつて貨物線が走る港湾倉庫街の再生というイメージも分かりやすい形になったと思いますが、
晴海の場合は港湾倉庫街と晴海橋の間に隔たりがあり、
この隔たりの土地はどうやら水道局の施設になるようですね。
とすると貨物船の鉄橋の意味がどんどん薄らいでいくんではないかと思いました。
ららぽーとのIHIドッグはこれですよね↓
http://blog.goo.ne.jp/ruinsdiary/e/547aacadae7785fd2f8d809024044d29
よく頑張った方だと思います。

大岡橋の画像は「うつるんです」で撮影したものです。(^.^)
仕事で横浜へ行って、ついでにぶらぶらしたらいい感じだったんで、
その場でカメラ買って撮影した記憶があります。
この当時の新港地区は廃倉庫や廃アパート、そして改修前の煉瓦倉庫など、
まさに廃墟埋立地でした。
 
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