かつて東京の中央区/江東区を走っていた、
貨物専用線<東京都港湾局専用線>
最後の今日は線路の始発点まで戻って越中島貨物駅です。
港湾局専用線が晴海埠頭を走っていた晴海線と、
豊洲埠頭を走っていた豊洲線の2路線があり、
その2つが深川線からそれぞれ分かれていた話、
そして深川線の始発点、越中島貨物駅は、
JR亀戸駅から分岐する貨物線~小名木川線~の終点でもある話は、
以前の記事でも触れましたが、
以前張出されていた越中島駅の土地売却告知がその後なくなったのを見ると、
買い手がつかず結局都の用地として利用する事になったんでしょうか。
石川島の古色蒼然とした巨大工場と、
その間を縫う様に走っていた廃線。
深い木立に埋もれたヤード跡だったり、
所々に錆び付いた信号機があったり、
積み上げられた枕木だったりと、
そんな光景が好きでよく通った港湾局の専用線跡でしたが、
その全てが無くなってしまった今、
もうここへ足を運ぶこともないと思います。
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やっぱり遺構はほとんど無くなってしまったんですね・・。
残念ですね・・・。
そうやって東京はどんどん過去を忘れて行くんだと思います。。。
他の廃線と違って、撤去した方がメリットが大きい分早くなくなってしまうのでしょうね。
地方の廃線は撤去する方がコストがかかるため、ほとんどが放置になってますが…。
これも東京という土地の宿命なのでしょうか?
ここは残っている可能性が高いと思うので、
もし見学されるのでしたら、とにかく早めに行かれる事をお薦めします。
廃線になってから約20年ですから、都内にしてはよく残った方だと思います。
最近は地方でも、よほど山の中とかでない限り撤去されるようですね。
例えば新潟鉄道なんかは廃線後わりと早めに撤去されていますし、
当blogで以前アップした鹿島鉄道鉾田線も、
以外と早めに撤去されてしまってます。