9話からのあらすじは抜きにします。
最終回第11話の「J」(成宮寛貴氏)の言葉が
印象に残った。
終盤に藤丸に電話をしてきた時。
藤丸「今、どこにいる?」
「J」「どこにもいない。そしてどこにでもいる。
ボクは最初から存在しない人間なのだから」
<これは、最初から必要とされない人間、と
受け取っていいのだろうか?>
「J」「何かを守るものは弱い。
守りたいものがない人間はどんなに強くても
最後は勝てない。
世界なんて救えない。勝ったのは君だ」
(藤丸に向かって)
「J」には守るものがないらしい。空虚を感じる。
それはそうだろう。望みもしないのに教祖の子どもに
生まれ、洗脳されてきたのだから。
撃たれて死に瀕した「K」「J」の妹、安斉真子もまた、
藤丸にすがるように眼を向け、
「私が死んで悲しい? 嬉しい?」と問うていた。
<愛がほしい>と訴えるように。
必死で妹や父や友達を守ろうとした藤丸とは対照的だ。
「J」が内心、嫉妬を抱いたかもしれない。
また、マヤは教団とは関係がなく、金のためだけに
動いていた。彼女に今回のことを依頼したのは
おそらく大臣。(孫たちを救うために)
父親から腎臓をもらった遥は、健康なクリスマスを
迎えるつもりで喜んでいる。
自分に腎臓を与えた父親は死んでしまったことも
知らずに。(一応、この時点では)
*****************************
★ギモン点、要望
大きなカギを握る「K」の存在が重要なら、
最初からもっとにおわせる人物として登場させてほしかった。
(もう少しアクのある女優さんをキャスティングしてほしかった
気もする。清楚すぎて存在感が薄い。
伏線の敷き方が少し弱い気がするのだ。
途中から投入された人物が多すぎる。
(または目立ちはじめた)
「K」もヒデも最初、まったく目立っていない。
カマタ氏の途中投入に意味があったのか?
ムナカタ女史はおおありでしたね。
途中投入したからロシアの教会の惨事は
ウィルスではなく中性子爆弾だと
ビデオの秘密に気づけたのだと納得。
★藤丸の家族や友人を思う気持ち、
美しい悔し涙。
誰が裏切り者かわからないサスペンス&
ハードボイルド。
やはりブラッディマンデイが好きだ。
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