コロナ前から荒みきった砂漠で
たったひとつのダイヤそのものの春馬氏の存在。
だから、世の女性たちは自然に惹かれたのでしょう。
砂漠や暗闇にいなくても、彼の輝きはめったに出会える
存在ではありません。
「ブレイブ」の中では、マッケンくん演じる
西野蒼にとって地獄で思いがけず出会えた、
生き延びる伝手(つて)になった武将役です。
春馬氏は自分の持ち味、大人としての魅力を
初めて戦国時代の映画で魅力を出して演じ切り、
役目を果たしました。
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西野蒼にとっては「いい人」です。
しかし、前回で書いたように、なぜ「いい人」ばかり
演じていては残念なのか。
それは、ある映画評論家の方のご意見が、
ずっと心の奥に残っているからです。
『いい人』ばかり演じていては、
そのイメージだけが定着してしまい、
いつか仕事が来なくなる恐れがあると
うかがったからなのです。
私自身もその例をいくつか見てきています。
ですから、ヒール役や汚れ役が実現しなかったのは
残念です。
「いい人」以外の彼も見てみたかったし、
また、それができてこそ、本物の
「カメレオン俳優」と称賛されたはずだからです。
今となっては、そんなことより
生きていてほしかったことの方が先ですが。
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