桜の舞い

OSK日本歌劇団のことを徒然に思うまま書いていきます。

松竹座「春のおどり」観劇

2015-06-03 21:43:07 | OSK日本歌劇団
大阪松竹座のOSK新トップお披露目公演「春のおどり」を観劇。

第一部
道頓堀開削四〇〇年
「浪花今昔門出の賑」

チョンパで始まる、テンポ良く進む和物レビューはOSKらしく、賑々しく華やか。


しかも、男役さん達のTHE殺陣は粋でカッコよくスマート!
おもいがけない展開がユニークだ。

それにしても、あの殺陣はカッコよく半端ない。

あれはOSKの男役さんならではの殺陣で頭の先から爪先まで神経が行き届いていて素晴らしい!


そして、娘役さんの南地大和屋へらへら踊りは、伝統的なお座敷芸に挑戦していて、素晴らしい!

が、しかし…緊張感が漂い…逆立ちが上手くいかない出演者もあり、かなりの熟練を要するもののようで、難しさを痛感した。

緊張感をみせずに、楽々と、へらへら踊れるようになるには、まだまだ鍛練が必要で、この短い公演期間では、出演する娘役さん達が、ちょっと可哀想…。


第二部はレビューショー「ストミーウェザー」

元宝塚歌劇団の荻田浩一先生の作、演出でちょっと心配したけど…普通に楽しめるショーだった。


私は荻田先生の摩訶不思議なショーは大好き!

しかし…あれは宝塚歌劇にピッタリで、OSKのカラッとしたエネルギッシュで、パワフルな持ち味とは合わない…と勝手に思っていた。


だけど…一方では、あの退廃的とさえ見える荻田ワールドをOSKがやったら、どうなるのか?興味津々でもあった。


結果…私が観た感覚では、あの独特な荻田ワールドは影を潜め、ダンスのOSKらしく、キレキレに踊る踊る!素敵なショーになっていた。


荻田先生はOSKらしさを優先して演出されたのかな?


いずれにしても楽しい舞台で満足!