桜の舞い

OSK日本歌劇団のことを徒然に思うまま書いていきます。

花魁道中の素晴らしさ

2016-05-08 10:39:07 | 雑感
今回の「春のおどり」の第一部は近年にない、お気に入り。

幕開きのチョンパがないのが、寂しいとのご意見もあるようだか、私にはあまり気にならない。

歌舞伎の舞台を観ているようだ。
歌舞伎を良く観る私には全く抵抗感がない。

むしろ、世話物歌舞伎を観ているようだ。
舞台装飾はもちろんのこと、演者が素晴らしい!

所作や着物の着こなしなどがしっかりと身に付いている。

特に花魁の折原有佐さんの身のこなし、花魁振りがどうにいって素晴らしく、脇を固める男衆なども素晴らしい。
このようなものは一日二日で身に付くものではないから、演者の皆さんの日頃の研鑽振りが伺える。

この舞台は、OSKをご覧になったことがない方々に観て欲しいと切に思う。
…と言っても今日が千秋楽だ。

もう少し、公演期間が長かったら良かったのに…。