がまぐち工房舞々奮闘記

舞々の商品企画、生地やパーツ探し、たまには気分転換に京都をぶらり!

ホッチキスでがま口(1)

2009年06月02日 | がまぐち企画
「ホッチキスでがま口」のキッカケは、
先日、フランスからお客さんがあり、
がま口の作り方を是非見たいということで、
1個がま口を作って見せました。

実際には生地を選んだり説明しながらなので、
20分ぐらいはかかっていたと思いますが、
作業だけを見るとあっという間に出来てしまい、
すごく簡単そうに見えます。

あまりにも簡単そうに見えるので、
これはいけないと(何故かそう思いました)
「作って見ますか」と言ったところ、
「やって見る」との返答で、
以前に手縫い用で販売していたキットを使って製作してもらいました。
メインは自分で口金に袋をはめて貰いたかったのですが、
意外と手縫いに苦戦して、
口金をはめるころには少しお疲れ気味になってしまい。
また、手縫い用の芯地は柔らかく、
全くはじめての外人さんには口金がうまくはめられません。
結果としてはこちらで口金をはめてあげました。

企画としては今いちといったところで、
今後このようなことがあった場合にもっと簡単な方法を考えておかないとという反省からです。

もう一度問題点などを上げながら、
1)芯地はもっと腰のあるものが口金を付けやすい。
2)腰のある芯地は手縫いはできない。
3)代わりにミシンで縫ってあげると自分で作ったという喜びがない。
4)ミシン以外の縫製方法を考えてみる。
5)口金は自分で付けてもらいDIYが基本。
ということで考えました。

前置きが長くなりましたが、答えはステープラー(ホッチキス)で止めてしまうという方法。
椅子やソファー、自動車用のシートなどはエアタッカーというホッチキスのようなものがいたるところに使われていることを思い出しました。
うまくいけばホームページにもアップしてしまおうと、早速、試作にかかりました。

がま口キットの芯地を使って、
まず生地を裁断します。

表生地は芯地に貼ってしまい。
裏生地と合計4枚。
いよいよステープラーで止めてみます。
ステープラーの長さは8.4㎜なので3㎜ほど間を開け止めて行きます。
これは簡単、あっという間です。

そして裏むけて、間をもう一度ホッチキスで止めていきます。

これは少し難しいですが、失敗してもホッチキスの針を抜いてやり直しが出来るので、
手縫いよりは楽です。

中途半端ですが気づいたこともあり少し修正もあるので、
今日はここまでにしておいて続きは次回にします。