がまぐち工房舞々奮闘記

舞々の商品企画、生地やパーツ探し、たまには気分転換に京都をぶらり!

ホッチキスでがま口完成

2009年06月09日 | がまぐち企画
口金を付けて、接着剤が乾いたら、
これで口を閉めて完成です。
詰め紙を入れて形を整え、
形が落ち着くまで暫く置いておきます。
ちなみにこの詰め紙ですが、薄葉紙(うすようし)と言います。


ところどころホッチキスの針がキラリと光って見えますが、
腰のある芯地をミシンを使わず合わせることができ、
一応、使用可能なレベルにまではなります。

ここですこし宣伝を、
がま口キットはがまぐち工房舞々のWebShopにて販売中です。

まあ、完成品は売り物にはきびしい出来ですが、
がま口作りの体験版としてなら良いかもしれません。
後、ホッチキスの強度がよく分かりませんので、
暫く使ってみてまた報告します。
このサイズがま口は通常はUSBメモリーやSDメモリー入れ用に使っていて、
過酷な使用状況でもないので長持ちするかもしれません。

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ホッチキスでがま口(3)

2009年06月08日 | がまぐち企画
ここからはふつうにがま口の作り方と同じで、
口金に袋を付けるのみです。

口金に接着剤を入れ、半乾きになるまで待ちます。
その間に紙縒りを口金に長さより少し長め切っておき用意します。


接着剤が半乾きになったところで、口金に袋を合わせます。


袋を合わせたところから、袋のセンターを口金のセンターに差込み、紙縒りもセンターに挟み袋の位置を決めてしまいます。
ここでコツですが、
口金を付ける時に口金の足の部分から回すように順に袋や紙縒りを詰める方法もありますが、
センター合わせで紙縒りも同時に詰めていく方が、
位置決めが固定でき、作業中に口金が外れてしまったり、ずれたりがなく、
袋の縫い目と口金の足部分を左右で均等に合わせやすくやりやすいです。



詳しい口金の付け方はこちらの動画(niftyビデオ共有)をご覧下さい。
口金の付け方
口金の付け方

反対側も同様に口金を付け、
口金の足の部分をカシメて接着剤が乾くまでこのまま置いておきます。
通常は翌日まで置いておきますので、
完成形は次回です。


ここのところおかげさまでアクセス数も増えてきましたので、
今更ながらですがブログ村にも参加してみました。
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ホッチキスでがま口(2)

2009年06月04日 | がまぐち企画
ホッチキスでがま口の続きです。
作り方でもう少し簡単な方法に気づいたので、
試してみたところ、シーチングのような薄手の生地では少し無理があるようなので、
また、今度、厚手の生地を使って試してみます。

ホッチキスで止めた後、ひっくり返してみます。
やはり、曲線部分に無理があるような!!


もう一度裏向け、ホッチキスの針が変な方向を向いているものを外し、
一部を修正しました。


これでほぼ形が整いました。
内袋は薄手の生地ですので、手縫いで縫ってしまいます。


外袋は形を確認後は元の裏返しにし、
内袋と口の部分の両端を再度ホッチキスで止めます。


この両端をハッチキスで止めておくと次の糊付けがやりやすくなります。


外袋をひっくり返し形を整えます。
両端を内袋と止めてありますので、
口の部分の外袋と内袋は自動的に合うはずです。


これ以降は通常の作業と同じで、
時間が十分にあるなら、
口の部分を糊(水性ボンド)で貼ります。
糊がはみ出て生地に付いてしまった時や手に付いた時など、
乾かないうちに湿らせた布で拭けば取れるので、
水性ボンドをお使いになることをお勧めします。
また、水性ボンドなら使った道具の手入れも楽です。
ただ、直ぐに仕上げたい場合は速乾性の有機溶剤の接着剤を使うと乾きが早いです。
ただし、はみ出た接着剤が生地に付いてしまった時などは失敗で終わりますので、
分量には十分注意してください。


生地のほつれている部分があればカットして整えておきます。
ここですぐに口金を付けたくなるのですが、
水性ボンドを使った場合は慌てず糊が十分に乾くまで待ちます。
糊が乾いていないと腰のある芯地でも腰が失くなってしまい口金に差込難くなります。
綺麗に仕上げたいなら半日か次の日まで待ちましょう。
ということで乾くまで待ちます。続きはまた今度。

ホッチキスでがま口(1)

2009年06月02日 | がまぐち企画
「ホッチキスでがま口」のキッカケは、
先日、フランスからお客さんがあり、
がま口の作り方を是非見たいということで、
1個がま口を作って見せました。

実際には生地を選んだり説明しながらなので、
20分ぐらいはかかっていたと思いますが、
作業だけを見るとあっという間に出来てしまい、
すごく簡単そうに見えます。

あまりにも簡単そうに見えるので、
これはいけないと(何故かそう思いました)
「作って見ますか」と言ったところ、
「やって見る」との返答で、
以前に手縫い用で販売していたキットを使って製作してもらいました。
メインは自分で口金に袋をはめて貰いたかったのですが、
意外と手縫いに苦戦して、
口金をはめるころには少しお疲れ気味になってしまい。
また、手縫い用の芯地は柔らかく、
全くはじめての外人さんには口金がうまくはめられません。
結果としてはこちらで口金をはめてあげました。

企画としては今いちといったところで、
今後このようなことがあった場合にもっと簡単な方法を考えておかないとという反省からです。

もう一度問題点などを上げながら、
1)芯地はもっと腰のあるものが口金を付けやすい。
2)腰のある芯地は手縫いはできない。
3)代わりにミシンで縫ってあげると自分で作ったという喜びがない。
4)ミシン以外の縫製方法を考えてみる。
5)口金は自分で付けてもらいDIYが基本。
ということで考えました。

前置きが長くなりましたが、答えはステープラー(ホッチキス)で止めてしまうという方法。
椅子やソファー、自動車用のシートなどはエアタッカーというホッチキスのようなものがいたるところに使われていることを思い出しました。
うまくいけばホームページにもアップしてしまおうと、早速、試作にかかりました。

がま口キットの芯地を使って、
まず生地を裁断します。

表生地は芯地に貼ってしまい。
裏生地と合計4枚。
いよいよステープラーで止めてみます。
ステープラーの長さは8.4㎜なので3㎜ほど間を開け止めて行きます。
これは簡単、あっという間です。

そして裏むけて、間をもう一度ホッチキスで止めていきます。

これは少し難しいですが、失敗してもホッチキスの針を抜いてやり直しが出来るので、
手縫いよりは楽です。

中途半端ですが気づいたこともあり少し修正もあるので、
今日はここまでにしておいて続きは次回にします。