令和2年成人式に琉さん無事に出席出来ました
我が家は基本、一般的に行われる行事等にはあまり力を入れないのですが…
成人式は別物、と言っても衣装には特に拘らず「式に出席させたい❗」という想いが母の中に18歳頃から強く湧いてきました。
琉さんは重い障害があるため年齢を重ねるほど外出が難しくなりました。
幼い頃はベビーカーでお出かけしましたが
通学も自動車、買い物も車椅子で利用しやすいところを選び外出します。
自分が生活する地域では自由がきかず表に出ることがほぼないです。
でも、そんな琉さんも「ここの市民の一人」「みんなと同じく新成人」「同じクラスにはならなかったけれど同じ時代を生きてきた」「障害者も出席できる。その権利がある」いろんな気持ち込み込みで世間に琉さんもこの地域の「成人」と認めて欲しいと思いました。
成人と言っても実際はひとりでは生きていけない琉さんですがねー
その頃は格好なんてどうでもいい。
でも、人の手がいる。助けがいる。
まわりを巻き込むプレッシャーの方が大きいだろうなぁって思っていました。
でも、巻き込まなきゃダメだよね
成人式と言えば本番はビシッときめて額縁に入れるような写真をプロに撮ってもらって…
は、なくて良いかな…が我流
記念に写真を撮るのは大好きです
でも、将来的に遺すためではなく(受け継ぐ子孫はないだろうから)その瞬間を楽しみ、楽しかったこと頑張ったこと辛かったこと等々を自慢したい「生きてる自慢」のための撮影です。
だから、格好よりも現場にいって
「来たぞー」でいいかなって思っていました。
次の年、地域のイベントで親子でお付き合いいただいている仲間たちと打ち上げの時、雑談で「成人式には出席させたい」と話すと
なんとっお友達がお着物を譲ってくれると
でも、袴…琉さんに厳しくないかな?
着せるなら手を加えるしかないよな~
お着物の知識も全くないし…
でもまだ時間はある。
いただくお着物にハサミいれたり飾り付けたりしちゃうかも…と言うと
それでも良いと快く譲ってくれました。
アドバイスもくれて私の中の構想虫が少し動き出しました
ちゃんとしたお着物は反物で全て手縫い。
必要なものはたくさん。
全てを買いそろえるのは難しい。
遡ればレンタルもあるよ。って話もありましたが…
幼い頃、七五三で着付けした時を思い出す。
あの頃は良かった。身体も小さくて軽かった。筋緊張も今ほど強くなかった。
あの頃と違うのは体格だけではない。
着付けだけで疲れるな…お互い
ならば琉さんと20年付き合ってきた母としての経験がある。
何が琉さんにとって必要で快適なのか経験と判断する自信と思考が私には身に付いている。だから全力で私の出来る愛のかたちで晴れ舞台を飾ってあげよう
どうしてこうなるんだろうね私って
着火しちゃいました
体温調整しやすくて
気付けが短時間で済む簡単さ
着崩れしにくく注入しやすい
痛いところのないように
もう、なんちゃってです
なんちゃって着物
かっこ良くていただいたお着物に似合うなんちゃって羽織も自作。
ギリギリまで構想をねり
なんとか本番に間に合いました
今回のなんちゃって着物は琉さんグッズとして紹介しようと思います
本当に良い成人式でした
関わってくださった皆さんに感謝です
ありがとうございました
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