月曜日、北軽井沢に行く代わりに「アリスのままで」を新宿ピカデリーに観に行く。
さすがに今年のアカデミー主演女優賞を受賞した映画で主演はジュリアス・ムーアです。お勧めの一作です。午前中の上演でしたが、9割がた席は埋まっていました。
よくよく観ると誠に怖い映画でいつ何時、こんな病に罹り進行していたりしたらと思うと末、恐ろしくなってしまう。
これがアルツハイマー病の遺伝性の病で、彼女の家族の中に孫が生まれる間際で、心配で気が狂わんばかりになる。自分の子供に孫に何時か
アルツハイマーに罹るとも分からない、どんな悲劇が待ち受けているのか。
主人公は50歳の大学の先生で、からだを動かし日常的にジョギングを楽しみ、知的好奇心に満ち溢れ素晴らしい家庭環境の中にいるにも関わらず、病は少しずつ襲ってくる。ある日を境にスペルを間違え、自分の住所もだんだん言えなくゆく。キチンとした日常死活から、だんだん誠意整頓が崩れて行く。あちこちに
物忘れが多くなり、家人に迷惑が及ぶようになっていく。そして、自分の身の回りも覚束無くなる。
ただ、救いは家族環境はしっかりしており、家族の支援はまことに恵まれている。
お勧めの作品です。