そしてミラノに向かいました。275kmを走って4時過ぎ、バスはミラノの街に入ります。スカラ座でバスを降りました。今日は公演がなくひっそりと佇んでいます。近いうちにここでオペラを見ると決めています。
オペラ座の正面はレオナルド・ダ・ヴィンチ広場で、ダ・ヴィンチの像がありました。その近くからアーケード街が伸びています。ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世アーケード、という長い名がついています。たくさんの人々が通りを埋めつくして、なかなか前に進めません。やっと抜け出るとそこにはミラノ大聖堂。凄いスケールで、ぼくは思わずサクラダ・ファミリアを思い出しながら比べていました。入口から長い列ができていましたが、そこに並ぶことはできませんでした。いつかスカラ座でオペラを聞くとき、必ずこのドゥオーモにも入ると心に決めました。その間にも人はどんどん増えてきます。クリスマスが終わって初めての日曜日なので、ミラノの人々もじっとしていられないのでしょうか。
ホテルに向かう時刻が近づいてきます。ぼくは再びアーケード街を戻り、スカラ座とダ・ヴィンチ広場の周りをもう一度ゆっくり歩いてバスに戻りました。旅のフィナーレでした。