Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

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長月シンフォエッタ「愛の妙薬」演奏会形式

2019-09-21 22:35:59 | Opera

今日は、夏祭クラシック2019のヴェルレクで合唱指導してもらった増原英也さんが出る「愛の妙薬」演奏会形式を聴きに浜離宮朝日ホール。
長月シンフォニエッタというアマチュアオケの第6回演奏会なのですが、過去の演奏会も全て演奏会オペラをやってるとは異色のオケです。

演奏会形式のオペラは、だいぶまえにN響のカルメンを聴いたとき、ほとんど歌うだけで期待はずれ。以来、敬遠気味だったのですが、今日の演形・愛妙は素晴らしかったぁ。こんな演形オペラを観せてくれるなんて感動。
筋立てがわかるようにドゥルカマーラの鹿野由之さんが語り手もやるという演出。
そして5人のソリストはたっぷり演技も見せてくれ。フルオペラ観たような高揚感、満足感がこれを書いてる今もまだ残ってます。

大塚幸子さんは初めてですが、男声陣がすごいので、ちょっと声量が足らないような気がしましたが、尻上がりに良くなって2幕のアリア、重唱の聴かせどころ、みごとでした。
相良知佐さんも2幕のアリアが素敵でした。もっとアリアを歌いたいたかったかもしれませんが重唱、合唱、演技で華がありました。
しかしこんなめちゃくちゃ美人で、歌手で、おまけに弁護士って、マジかよ。

男声ソリストは3人ともすごい歌唱力で聴かせました。前述の鹿野さんは語りに歌に芝居に大活躍。
糸賀さんは、数年前合唱団カノーラでメサイヤを歌った時にソリストを務めてもらったことがあるのですが、すごかったんです。忘れられません。でも其の後、オペラを聴く機会はなかったんですが、今日のネモリーノは素晴らしかった、すごかった。何度もブラヴォーしました。

そして増原さん、素晴らしかった。
それ以上何か言うとしたら、単なる声楽家、歌手という枠には収まらない才人だなぁっと、今日の演技を見て思いました。
レミゼラブルやゲーテ先生に相当なエネルギーを入れているのをみても、ご自身も単なるクラシックの歌手であることより、もっといろんなことがしたいんだろうなって。
ゲーテ先生、12月公演は観に行けるかな。

さて歌手のことばかり書きましたが、長月シンフォニエッタの皆さんへ。
こんな素敵なコンサートをやってきてくださってありがとうございます。
オペラを奏でるというのはシンフォニーを3曲やるようなもので大変なのだと、ドボルザークが言ったと聞いたことがあります。でもそれだけにやり甲斐あるんでしょう。
次回の公演、楽しみにしてます。



























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