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ニワトリの血で風呂場での転倒装い 1カ月間に18軒のホテルを騙す――浙江省寧波市

2012年09月12日 16時32分21秒 | 気になるニュース
金銭を騙し取るため、詐欺師は手段を選ばない!
ある詐欺師は臭いニワトリの血を自分の頭に塗って、ホテルで入浴時に滑って転倒したと言い、ホテルの社長から治療代をふんだくっていた!


風呂場での転倒を装い治療費を騙し取る

2012年9月5日、一人の身長が低く、小太りの中年男性が浙江省寧波市江東区興寧路の鴻運ホテルに宿泊した。

男はフロントで受付を済ませ、客室へ。
約1時間ほどして、男が下に降りてきたが、タオルで頭をおさえていた。男は客室内で入浴中に滑って転倒したと言い、フロント係の王(ワン)さんに近くに病院がないかと聞いた。

王さんは急いで男に近くの李恵利医院に行かせた。
30分後、男にはホテルに戻ってきたが、頭にネットを被り、さきほど病院で治療を受けてきたような様子だった。

男はフロントの王さんに「どうしたら良いと思う?お前らのホテルの床が滑りやすかったせいで、俺が滑ってケガをしたんだ。李恵利医院で受診したら200元あまりかかった……」と言ってきた。

王さんは、社長は出張中なので、この件は社長が帰ってきてからにするしかないと答えたが、男はホテル側が責任を取れとしつこく粘った。


社長に賠償請求

彼は治療代とタクシー代220元(約2640円)の賠償を求めてきた。
しかし、王さんは自分では決め兼ねるため、社長に電話をかけた。
社長は厄介事は少ないほうが良いと考え、王さんに少額のお金を払わせて事を処理するため、男に費用の領収書を出すように要求した。

男は「痛くて死にそうなのに、領収書なんてもらってくる訳ないだろう!」と言っていたが、この時、もう一人のスタッフ・沈さんが「李恵利病院で治療を受けたのに、どうして領収書がないんですか?」と話しかけた。

男は、自分は同郷の仲間のところで治療を受けたと言い返したが、前後の話に矛盾があったことから、王さんは直にこのこと社長に伝えた。
社長はこれは詐欺事件ではないかと疑い、警察に通報した。

警察官を見てしどろもどろ

すぐに白鶴派出所の警察官2名が駆けつけた。

警官は賠償金の支払いは問題ないが、まず、キズを見せるように言った。
キズを検査されそうになった男は頭を別方向に向け、大声で「うわぁ、すごく痛い!」と喚きてた。

男にケガをさせるのを恐れ、警官も検査を強行することはなかった。
しかし、この時、男の態度が一変した。 「お、俺……、賠償金はいらない!」と言うと急いで外に向かって走り出した。

警官がこの男の身元を調べると、異常なほど頻繁にホテルに出入りしていることが分かった。
9月4日、一日の内になんと3軒ものホテルに宿を取っていたのだ。動機不純を疑い、警官はクルマで男を追跡。白鶴新村の道沿いにいた男を発見し、派出所へ連行した。



頭の血はニワトリの血だった

男のカバンの中から、警官がニワトリの血1瓶を発見。
瓶を開けると悪臭が鼻をついた。男は白鶴市場のニワトリの場からタダでニワトリの血を手に入れたという。

この男の姓は梁(リャン)、貴州人、1975年生まれ、小学校5年生卒。
2010年に寧波市に出稼ぎに来て、江東区のインターネットバー数件を泊まり歩く。
今年8~9月5日にかけて、同様の手口で38軒のホテルに部屋を取り、うち18軒のホテルの社長を騙し、5000元(約6万円)あまりを騙し取った。

事実上、梁は毎回、ホテルで準備していたニワトリの血を頭に塗り、わざと医者に行くふりをして、自分で頭に包帯を巻き社長に交渉していた。
ホテルの社長の多くは、厄介事を避けるため、男に無料で宿泊させたり、数百元の治療費を支払っていたという。

現在、梁は行政拘留され、事件はさらなる捜査が行われている。

警察官も笑わずにはいられない 梁の下手くそな演技

取り調べの際、梁は自分は末期の肺結核だと言い、間欠性失語症のフリをしたり、気絶したフリをしたりした。
警官は救急車を呼んで病院に搬送し、医師がCTスキャンなどの検査を行ったが、何の問題もなく、梁は800元(約9600円)あまりの医療費を支払い派出所へ戻された。

警察のクルマの中で、梁は800元もの医療費を使ったことに心を痛め、何の病気もないのに無駄金を使ったと言った時は、傍らにいた警官も笑わずにはいられなかったという。

逮捕・取り調べに当たった警官のトウさん(金編に斗)によると、その時の梁の演技はすべて監視カメラに録画されているという。
さもなければ、梁はまたごねる可能性があるからだ。

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本当にこういう招かざる客っているもんだね。
しかし、こんな杜撰な手口でも引っかかってしまい、18軒ものホテルの社長が騙されるとは…!こういうのは、複雑で知能犯的な詐欺行為と言うよりは、当たり屋とか強請り、たかりの類だと思う。


客商売としては、悪い評判が立つのが一番怖いから、数百元少額の治療代や無料宿泊で面倒を避けて通りたいという心理につけ込んだ手口なんだろうけど。血が出てるのを見たら、ホテルの従業員や社長も慌ててしまうだろうし、怪しいと思っても傷口を見せろなんて言えないよね。

しかし、病院の領収書がないのに気づいた従業員の沈さんの一言はナイスツッコミ!
この一言で、犯人にダメージを与えたおかげで、言い訳した犯人の言動に矛盾が生じて逮捕のきっかけに結びついたと思う。

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