食べ放題で4時間食べ続けた男性 腹痛で治療費5000元――中国湖北省武漢市

2012年11月20日、荊楚ネットは、食べ放題で食べ過ぎた男性が腹痛を起し、治療代が5000元（約6万円）かかったと報じた。

近頃、湖北省武漢市の男性が数人の友人と食べ放題に行き、おしゃべりをしながら4時間食事をし続け、満腹でもう耐えられない状態になってから帰ったという。しかし、帰り道で家につく前に腹痛を起し、友人がすぐさま中南医院救急科へ送り届けた。

医師は急性の胃拡張で、入院して治療をする必要があると診断し、入院費だけで5000元（約6万円）あまりかかったという。

ネット上で言われている「食べ放題の食べまくり」の虎の巻によると、7つのステップがある。
1.フルーツ、2.刺身、3.海鮮、4.各種肉類、5.サラダの順に食べ胃を休ませてから、6.主食（ご飯、麺類、パンなど）を食べ、7.最後にデザートを食べる。




武漢大学中南医院消化内科の施先艶教授の説明によると、食べ放題は豊富な食べ物を提供しているが「食べ放題食べまくり」の虎の巻のような食べ方は明らかに暴食で、健康な食事の取り方ではなく、食事の量を突然増やし胃腸への負担を大幅に増やすため、明らかに腹部の不調を生み出だし、吐き気、下痢、急性胃腸炎、ひいては急性すい臓炎、胃拡張などの重篤な病気を引き起こす可能性があるという。
過度の飲食は食塩、脂肪分、カロリーの多量摂取により、高血圧患者は心臓や脳の血管の疾病、糖尿病患者は血糖値が高くなるなど、同様に健康に良くない。

施教授は「食べ放題では無理をしないこと、肉や野菜のバランスに注意し、肉・魚1/3、野菜2/3にすること。ビーフステーキ、ポークステーキ、ベーコンなどの高脂肪、高タンパク質、高カロリーのものは、消化不良をさけるため食べ過ぎないように」とアドバイスしている。

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入院費5000元って…痛い。
どうせ、食べ放題の値段だって、武漢のあたりだから、たかだか1人数10～100元程度なもんだったんじゃないかと思うけど…。

「食べ放題」に行くと、国民性があらわれるんのか、中国人と日本の食べ放題の楽しみ方は大分違うと感じる。
日本人は、「自分の皿に、自分の好きなものを、自分用に、自分の食べる分だけ」取る人が多いが、中国人は「皆の分を、好きかどうかは関係ない、大量に（食べきれなかったら残す）」取って、皆とシェアする…といった感じが多いと思う。

中国の食べ放題の店でよく目にするのは「食べ物を無駄にしたら罰金」という張り紙たが、やはり大量に料理を取りまくって無駄にする客が多いからだろう。

どちらにしても、食事代の元をとってやろうと、食べ過ぎ、飲みすぎで体を壊して治療代が食事代よりも高くついてしまうほど、バカげた話はない。

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