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「飛び込み出産」、「野良妊婦」問題を考える

2010年03月30日 19時54分23秒 | 気になるニュース
「飛び込み出産」7割がハイリスク(読売新聞) - goo ニュース

最近は自分が妊婦になったせいか、「出産」や「育児」に関するニュースも一段と気になるようになりました。やはり、他人事ではないと思うと、色んなことに関心が行くようになるようです。

さて、今日読んだニュースで日本では妊婦健診をほとんど受けず、出産間際に医療機関に駆け込む「飛び込み出産」が問題になっているそうです。



電車への飛び込み(自殺行為)、飛び込み営業(アポなし営業)、飛び込み出産(アポなし出産)…。「飛び込み」と名の付くものは「水泳の飛び込み競技」ぐらいしか良いことはないと思いますが…、せめて出産の時は病院へ飛び込まずにいたいものです。

世間ではこのようにかかりつけ医を持たず、妊婦健診も受けずに臨月に産気づいてから、突如として病院に担ぎ込まれる妊婦を軽蔑して、非公式ながら「野良妊婦」と呼んでいるそうです。

この、野良妊婦による飛び込み出産は、ちゃんと定期健診を受けて出産に臨む人にも影響を与える場合があります。経済的な理由で健診を受けていない妊婦は出産後に病院の出産費用を踏み倒したり、赤ちゃんを置き去りにしたりする場合があることも。また、健診を受けていないので、母体や胎児にどのような問題があるのかも分からず、分娩に際してどのようなことが想定されるのかも分からず、母子がなんらかの感染症にかかっていた場合、院内感染の感染源ともなりうる心配があるのです。

また、急に産気づいて救急車で病院に担ぎこまれる場合、搬送先の病院で分娩予約をしていないので、産科の医師がほかの妊婦の分娩に立ち会っていたり、ほかの分娩予定が入っていれば、病院も病室や人手不足で受け入れることができませんよね。結果、ほかの病院にお願いするしかないのでしょうが、ほかの病院でも同じような状況の場合はたらい回し遭うことに。
妊婦のたらい回しの問題について、病院側ばかりが悪く言われるのはオカシイと思いますが…。



こういう野良妊婦や飛び込み出産の問題を知ると、妊娠していても健診に行かないことは「犯罪」にはならないにしても、本当に産む気があって、健康な子供が欲しいならば、病院が遠くても、健診の費用がかかっても、ちゃんと病院で受診しないといけないなぁ…とつくづく思います。

私の場合、今は中国に住んでいるので、普段は現地の綜合病院の産婦人科で診てもらっていますが、出産は日本へ里帰りして「里帰り出産」をしたいと思っています。あと、一カ月ほどで安定期に入るので、5月には中国人の夫を連れて日本へ一時帰国して、実家がある地元の病院に受診し、ちゃんと母子手帳も申請する予定です。




私は今のところ日本の病院への受診はしていませんが、出産に向けて中国でも日本でもちゃんと健診は受けて、万事備えたいと思います。お金はかかりますが

だって、人から「野良妊婦」なんて呼ばれるなんて、嫌ですもん。






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アンドレア・ロバートソン
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