銀杏の落ち葉を見ると思い出すことがあります。
もう30年ほど前の事です。私は埼玉県の浦和に住んでいました。
弟が海外のホテルの和食店に就職し、明日は出発という日でした。
母から電話がありました。
「○○が帰らないのよ、明日は出発だというのに。
皆んな待っているのよ、あなた、どこへ行ったか知らない?」
私に心当たりはありませんでした。
でも、とにかく近くの喫茶店とか友達の家とか、
子供を乳母車に乗せて、知っている所へ行ってみました。
今のように携帯とかありません。
携帯があったら直ぐに連絡できたでしょうが、
当時はそんなものはなくて、本当に大変でした。
結局弟は見つからず、夕方の道を帰ろうとしていました。
「近道して帰ろうね」と、玉蔵院の門を抜けた時、
そこには一面の黄色い世界が広がっていました。
「うわ~!!」長女のはしゃぐ声、、、
「すごい!」私も思わず声が出ていました。
そんなに広くない境内に、銀杏の葉がびっしり落ちていました。
薄暗くなった境内、反面の黄色に光る地面、子供の歓声、、、
子供とよく遊ぶ公園は隣の敷地にあります。
でも、そんな光景は初めてでした。
今はどうなっているでしょうか。
時々、思い出してしまう素敵な光景です。
この季節、もしかしたら見られるかもしれないですよ。
一面の銀杏の絨毯。
熊本赴任中はいちょうの天国でした。
街路樹はイチョウに相場が決まっていました。
私が担当していた熊本県庁の広場はこんな
風景だった事を思い出します。
銀杏が落ちてくるシーズンは踏みつけられて
異様な匂いが・・・。
生まれきて
ひとに踏まるる
ぎなんかな
ken
このお話の絨毯はこんなものではありませんでした。
まさに、分厚い絨毯を敷き詰めたような、、、です。
ちなみに上2枚の写真は、小倉北区の忠霊塔の銀杏です。
下の絨毯は、九重町指定有形文化財の富迫の大いちょうです。
紛らわしくてすみません。
私も見た事あります。
あまりにも素敵だったので、
車を止めて写真を撮りました。
ところが、上手に撮れなくて残念です。
一瞬の美しさを写真に収められるようになりたいです。
忘年会、ではなくて、同窓会しましょうか?
企画してくださいね。
ご訪問ありがとうございます。
コメントもありがとうございました。
イチョウの絨毯の綺麗ですね~
どちらもいいお写真ですね。
弟さんは無事に海外に行かれたのでしょうか。(笑)
男の子って肝心な日にいなかったりすることがありますね。
ご訪問、コメントありがとうございます。
弟は翌日、無事にドイツへ行き、
2年後に帰ってきました。
若く、元気だった頃の事は
ふとした時に思い出して、、、
今二人して笑い合えない事がとても残念です。
これからも、よろしくお願いします!