アカペラな日々 - "Sakata Coro a Cappella" Since April 9, 2009

合唱団"Sakata Coro a Cappella"で指揮の傍ら作曲・編曲,たまに歌に励むOyaji。の活動&日常

サッカー・ワールドカップ2010日本代表・デンマーク戦後の各方面からの声

2010年06月26日 | サッカー・野球などスポーツ系
かつてなく日本代表への賞賛が嵐のようなので拾ってみた(重複御免)

■英BBCが本田を絶賛「まるでC.ロナウドのよう」
■英紙デーリーメール「ホンダ・モーターで16強入り」
■英紙デーリーメール「日本は2本の素晴らしいFKで勝ち進んだ」と絶賛
■強豪“本気”参戦!マンCも本田獲り
■「欧州市場の目玉となり、本田がプレーを希望するスペインでもバレンシアに加えてセビリア、Aマドリードも獲得に名乗りを上げていた」
■長友 W杯で欧州から複数オファー
■長友欧州移籍へW杯でオファー殺到
■セリエAチェゼーナも長友にラブコール
■“エースキラー”長友にバーミンガムがオファー/FC東京も移籍へ後押し
■「本田の活躍」露、自国選手のように大はしゃぎ
■スポーツ紙「スポーツ・エクスプレス」は、「大会前から本田の信じられないキックは話題だったが、こうした期待が本番で実現するのはまれだ」と1点目のFKを称賛。
■大衆紙「モスコフスキー・コムソモーレツ」(電子版)は、「アジア勢が躍進」という見出しの記事で、ダメ押しの3点目をアシストした本田の動きを「相手DFを 翻弄 ( ほんろう ) し、GKをおびき出し、味方FWにボールを回した」と描写
■ニュースサイト「ウートロ・RU」は、本田のFKについて「すごい一撃は、その美しさにおいて、試合終盤の(3点目を演出した)本田自身の巧妙なトリックとしか比較できない」と大絶賛。
■合宿地ジョージの住民からも「ホンダ」コール
■今回は「反日」なし、韓国・中国もサムライ絶賛、「一緒に8強に行こう!」と声をかける韓国人の姿も
■聯合ニュースも、「『永遠の好敵手』韓国と日本がアジアサッカーの歴史を書き換えた」と伝えた。
■デンマーク「名誉なき敗退」…GKなすすべなし
■デンマーク主要各紙は、日本代表・本田のFKを「(ゴールキーパーにとって)悪魔のボール」(ポリティケン紙)などと称賛した。ゴール直後の遠藤らの写真を1面に大きく掲げた同紙は「本田は技術に優れ、速いコンビネーションプレーもできる」とたたえた。
■ベリンスケ・チデンデ紙は、「日本の『サムライ』によって繰り出された二太刀(2本のフリーキック)で試合が決まった」と指摘
■有力紙ポリティケン(電子版)「日本はデンマークをW杯からけり出した」と速報。本田のFKは「キーパーは球の変化に欺かれた」と指摘、続く遠藤のFKには「GKになすすべはほとんどなかった」とし、「キックの名手のロングシュートがごう音を立てて決まった」と称賛した。
■五輪銅・釜本さん、2失点にしのいだ堅守称賛
■パラグアイサポーターは「カミカゼ」警戒(有力紙「ウルティマオラ」(電子版))
■86年メキシコ大会得点王のゲーリー・リネカー氏は「本田の契約金ははね上がった」と評価。
■スペイン・マルカ紙は、「日本の才能、HONDAが輝いた」
■イタリアのコリエレ・デロ・スポルト紙は「ホンダが日本のヒーローだ」と大見出し。「CSKAモスクワの星が1ゴール1アシスト」と英雄扱いだった。
■ガゼッタ・デロ・スポルト紙でも「“スーパー”ホンダ、日本が進出 CSKAの超級プレーヤー 得点し、(岡崎に)得点させた」というタイトルで、10点評価で8点という高い採点
■「金髪の異端児」と紹介する韓国の聯合ニュースは、本田を「(決勝トーナメント進出の)主人公」と持ち上げた
■本田が所属するCSKAモスクワがあるロシアの大衆紙は「ホンダが日本を疾走させた」と日本の自動車メーカーになぞらえた。
■サウスゲート氏(元イングランド代表) ゴールを奪った2本のFKは種類が違った。実に興味深いシュートだった。本田のゴールはランパードが決めるような(力強い)シュート。対照的に遠藤のシュートは柔らかいシュートだった。遠藤のFKは素晴らしい。(得点の場面の)FKは止められない。さらには日本には中村俊輔もいる。日本代表のFKキッカーは競争が激しい。
■コスタクルタ氏(元イタリア代表)彼らの組織守備は大変素晴らしく、各選手が常に絶妙な感覚を保って中盤のスペースを占めていた。そして、これこそが今大会のイタリア代表に欠けていたものだ。
■シアラー氏(元イングランド代表)非常に印象に残った。日本には素晴らしい選手がいる。
■リネカー氏(元イングランド代表)準々決勝進出の可能性もある。
■レドナップ氏(トットナム監督)本田は本当に素晴らしい才能の持ち主。
■デサイー氏(元フランス代表)日本は今大会のサプライズになれるかもしれない。
■カーン氏(元ドイツ代表)日本は日韓大会以降、急成長している。日本は強かった。2本のFKが見事だった。

最後にインサイダーの忘れられない(忘れてはいけない)一言。
■田中マルクス闘莉王(試合直後のインタビューで)「日本人になれた事を誇りに思う」
これを聞いて,あちこちで嬉しさのあまりにすすり泣きがしていた。
私も胸の震えが止まらなかった。
これに対して以下のアンサーで締めたい。
□闘莉王よ,お前が純粋に日本人になってくれてありがとう。みんな誇りに思っているよ!

サッカー・ワールドカップ2010日本代表は「まさか」の決勝T進出

2010年06月26日 | サッカー・野球などスポーツ系
「ありえね~」ぐらいありがたく躍進を続けている日本代表(岡田ジャパン)だが,あの壮行試合で怒涛の4連敗だったチームとは思えないくらいの勝ちっぷり。

元来,精神性と団結力はそこそこほめられるものだったが,もちろんそれだけでは通用しないのがワールドカップ。
2002の日韓のときは「地元開催=思い切りホーム=強豪とあたらない(シード)」ってアドバンテージがあった(それ故に,南アを除き,開催国は全て決勝Tに進出してきた)が,今回は何もない,大陸も言語も半球も?まったく違う。

2006のオーストラリア戦の反省もあった。高地練習もした。
いろいろあるだろうけれど,こいつらのモチベーションは,今までとはやはり違う。
カメルーン戦で初得点し,その虎の子の1点も完璧に守りきった。

ワールドレベル(シード)のオランダとやっても,それほど難しくは感じなかった。
というか,はっきりと負けた,という感じはしない。
システムも,メンタル面も好調を維持し,予選最後のデンマーク戦へとなだれ込んだ。

そして昨日のデンマーク戦。
最初の部分では,ほとんど互角あるいはデンマーク優勢か?とも感じていた。
が,やはり均衡を崩してくれたのは本田だった。
無回転のボールが低い弾道でネットに突き刺さる(ゴール側のカメラで見ると,本当に突き刺さっていた)
この1点こそが試合の流れを大きく変える。

デンマークの選手たちは,明らかにこわばってしまい,動きの面でも無理をしてしまって,このあたりから疲れの度合いが増加していたようだった。
逆に日本は「リラックス」と言うにふさわしい,軽やかで思い通りの動きができるようになる(今まで,イメージどおりに動けたことはないが,この日は脳内イメージどおりに動けていたように見えた)
本田は良く知るオランダのトップレベル以上の動きをし,松井は軽やかにシャンパンサッカー,長谷部も動きを増し,大久保は好きに動きまくり,駒野は上がりのタイミングが良くなり,長友は止められない相手はスーパーサイヤ人くらい,阿部は全方位が良く見えて,中澤と闘莉王は鉄壁過ぎるうえに攻撃参加も激しい,それらの後ろにさらに守護神・川島がそびえ立っている。

アジアレベルならいろいろとほめられるが,ワールドでこれをスラスラ書かせる今の代表は本当に別物だ。
2点目の遠藤のFKはビューティフル,と言われた。皆が本田のキックにおびえているのをあざ笑うかのように,弾道は曲がった。
守備を徹底し,2点目を入れた頃からは,相手も焦りというより落胆の色が濃くなっていた。

そして相手にも「おこぼれ」の1点が入るが,すぐに日本の3点目。
本田のパスは,世界トップの技を見るような,必死にすがる相手の心を砕く「あざ笑ったFKの上を行く」ごっつぁんゴールを演出した。

あれだけハイレベルなことをしても,岡田も本田も自戒していた。
死んだような目をしたデンマークの選手には申し訳なかったが,日本代表は控えを含めて心をひとつに大騒ぎしていた。

次は,決勝Tのパラグアイ戦。
もう,ここからは「格下」とか「この相手なら何とか」などという国は存在しない。
ましてや,今大会初の南米相手,攻撃も守備も良い。
こっちもこぶしを握り締めて,必死に応援しようと思う。

私の声楽に進むきっかけとなった「帰れソレントへ」のこと

2010年06月16日 | サッカー・野球などスポーツ系
以前,私の音楽への目覚めは東京オリンピックマーチだと書いた。
そして実際に中学生になった私はブラスバンド部に入る。
さらに,歌は?となると,オリンピック以前からかなり好きだったようで,親類の集まる宴会とか病弱の母の代わりに連れて行ってもらった祖母の小旅行で,歌っていたようだった。
小三の時に,次姉から「お前は歌が下手だ」と言われた一言が胸に突き刺さり,好きな歌は心から喜んで歌えないようになり,それまで興味のなかったピアノへ触手を伸ばすきっかけになったのもこの頃だ。

中学ではブラス漬けだったものの指導者にも恵まれず下手すぎ,高校進学(酒田E高)時には自分が楽器の道を行きたいのかどうか,かなり悩んでいた。というか結論を避けていた。
当時,音楽の授業は鶴岡N高でかなり名を上げて定年退官され講師でおられたSK先生で,教科書にもどこにもない「平均律」などという小難しい話を最初から教わり,これが非常に印象的で,50を過ぎた私の現在にかなり影響している。

このSK先生は,音楽部のスカウトをするのに,授業のテストの点数で歌唱力を判断していらして,高一の一学期の私は「花の街」のテストでは「4の下の方」だったらしく,残念ながらお声はかからなかった。
余談だが,当時の私は弓道部に2度も出入りし2度やめて,さらに生物部でダラダラしていたのだった。
さて,初頭になり次に2学期のテストがやってきて,その時の課題曲が「帰れソレントへ」だった。

高校側で知らなかったのか分からないが,この曲は中三でもテスト曲になっていて,そこそこは歌えていた。
それでも,あくまでそれは中学レベルの話であり(たった1年違いだが)もっと大人らしく歌いたいと思い,大先輩である次姉に相談する。
が兄弟のためかなりすったもんだしたうえ,彼女に伴奏してもらい日数を費やし,本番を迎える。
(たぶん当時の男子で,ここまで歌い込んだヤツはいないだろう(笑))

実は困ったことがあり,伴奏者(女子のみ)は当日でないとわからなかった。
つまり打ち合わせができず,一発勝負だった。
さぁてどうなる?と思ったら,私の伴奏をしてくれるのは,中学でもクラスとブラスでご一緒の,才媛で一方的に恋焦がれていたKYさんだった(空気読めます)
16際の私,自分の希望すら言えない..が腹をくくってお願いする。
「テンポはこんな感じで,三拍子のリズムは...こことあそこはrit.するので合わせて下さい」って,精一杯だった。

歌ってみると,彼女はすごい人でした。
全部私の言ったとおりに合わせてくれ,快適すぎて何歌ってるんだがわからないくらい。
アンコール来るんじゃね?ってくらい,授業なのに拍手されてしまった。
彼女に礼を言うと「とっても良かったよ」とありがたいお言葉。
この時のことがあり,後に中学の同級会彼女から歌をリクエストされたりしたのだが,残念なことに彼女は同期で一番早くお嫁に行ってしまったのである(話がズレてる)

この「ソレント」の成功で,私の評価も「4の下」から「5レベル」になり,学校の帰りのバス(冬だけ利用)で,小中でも世話になったKK先輩にスカウトされたのだった。
(続く)

W杯サッカー日本代表はカメルーンに勝ち!

2010年06月15日 | サッカー・野球などスポーツ系
久しぶりにすすんでサッカーネタを書く。
ともかく,今回は期待していなかった分,昨夜の勝利がことのほか嬉しい。
何といってもW杯初戦の勝ちは史上初なのだ。
前回の初戦は,逆転負けだったのだ(バカボンのパパ風)

いろいろ言われているが,勝因は2つ。
ひとつは,日本代表が一致団結したこと。
直前の韓国戦のバラバラ感が全くなかった。
(パク・チソンに散々言われていた)
しかし昨夜はシステムとして機能していた。

もうひとつは,カメルーンがバラバラだったうえ,エトーを右で使うなど戦術的にも「負けたいのか?」てなくらいひどかったこと。

本田が1点目を取れたのは良かったが,後半は攻められっぱなしだった。
そこを日本が守りきり,カメルーンで言えば攻め切れなかった。
この相乗効果?こそが勝敗の決定要因だったろう。

古くより「無限実行」を是とした国だったし「ビッグ・マウス」はマイナス・イメージだったが,最近は良いほうに使われるようになってきた。
この調子で言っただけの実績をあげて,賞賛されるようだとなお,ありがたい。