(右下の"□"マークをクリックで全画面表示になります)
前にも書いていたら御免なさい,記憶が不確かなもので..(苦笑)
さて..「自分がこんな病気になるなんて」とつくづく思っていた平成20年秋,合唱になど気持ちがいってなかったのは当然なのだが,たまたま観たNコンで宮崎学園の熱演を聴いた時「まだ生きていられそう」という感じを持った。
宮崎学園高等学校 「青春譜」(金賞)
「明日という 扉おしあけ ひとり きみは歩く 風に吹かれて」と始まる歌詞に同調して,一音目の「あー」のテヌートの深さに身震いしてしまった。
たった一音なのだけど「ああ,これは金賞(日本一)だな」と思った。
テクニカルなことは色々と言えるけれど,まずは指揮者が全く違う,全体のユニゾンが感じられる,ということかな。
今も聴きながら書いているけれど,まずは聴いてもらいたい一曲だ。
一つだけ難を言えば,声楽専攻の子が突出してしまっていることかなぁ。
自由曲の「あい」も良かったけれど,単に金賞だからでなく,この宮崎学園の子らの演奏は,過去の混声合唱では随一では?と思っている(さらに10年も経過してるけど)
スケール比較はできないけれど,というか人数なりの意味では,この長野高校の演奏も好きだ。
長野県長野高等学校 「青春譜」
この高校,わが山形県ナンバーワンの高校より上位だと思うので,部活に割ける時間は少ないはずで,TVでも音楽室の使用は吹奏楽と交互,と言っていた。
そして指導者も明らかに器楽系に見えるので,スンナリと行かない面もあると思う。
それでも実力と伝統と明晰さとか?普段の工夫が見えるように思う。
特に,我々もそうだったけど..バスは3人だけで,引っ張っている彼は大した実力だとも思う。
かくいう私もいざの時は一人で歌ってるけど(笑)
賞外だったけど,聴いて観て,いろいろと感じられる演奏なので,どうぞ。