週始めに息子が高熱を出し、StrepThroat(連鎖球菌喉頭炎)と診断されました。
抗生物質を処方され、息子の熱は無事に下がり、今はその後の湿疹だけになりました。
と、この土曜日に今度は娘が高熱を出し、息子のが移ったと思った私は早めに受診したため、
検査ではStrepThroatは陰性でしたが、診察で、
「時期が早すぎて陰性だけど、きっとStrepThroatだから」
と息子と同じ薬を処方してくれました。
子供の病気にめっぽう弱い私は、一気に元気もなくなり、顔も声も暗くなり、
自分が病気になるんじゃないかというくらい、しんどくなり、背中も気持ち悪くなり…(ー ー;)
娘の症状が落ち着いたのをきっかけにホッとすると、昔のことが次々に思い出されます。
そう言えば私が昔病気になった時には、母はタクシーで病院に連れて行ってくれたものです。
当時は一つのカップアイスを母と妹と3人でシェアして食べるくらいでしたから、
(父は当時はアイスクリームは食べませんでした)
予定外のタクシー代もバカにならなかったはずです。
病院からの帰り、道でタクシーを拾う時、
一番安かった”黄色いタクシー”が通りかかるのを待って乗っていたのを覚えています。
母は私と全く違って、私が病気の時もいつも笑顔だったと記憶しています。
「”黄色いタクシー”見つけたら教えてね♪」
と、宝探しをしているかのような言い方でした。
ぐったりしている子供を連れてタクシーで病院に連れて行くのはとても大変だったはずなのに、
一体どうやったらあんなに笑顔でいられたのか。
他にも思い出すのは、自然食品のお店のおばさんに教えてもらった民間療法です。
熱には、キャベツの枕をしいて、豆腐をガーゼで包んだものをおでこに乗せます。
あれ、特に豆腐の方は嫌いだったなあ…(>_<)
豆腐が熱を吸ってカピカピになるのですが、
同時に私の前髪もカピカピになるし、ちょっと匂うし…(ー ー;)
中耳炎の時だったかな、耳の中にごま油を入れたりもしていました。
きっと、母が信頼していた自然食品のお店のおばさんに必死で色々聞いて、
それを笑顔で試してくれていたんだろうな、と思います。
私が子供の病気で一番不安なのは、「どうしたらいいか分からない」ということ。
だから私は、経験のない症状が出ると、すぐに病院に行きたくなります。
とにかく専門家の指示を受けて、私がどうしたらいいのかを知りたい、
そして、指示された通りにすることで、とりあえず自分の気持ちを少しでも落ち着けたい。
母は私と違って、子供だった私が病気の時もいつも笑顔で元気でしたが、
「どうしたらいいのか」を、母のやり方で一生懸命研究してくれていたんだと、
今更ながら、感謝の思いがこみ上げるのでした。
「自分が母親になって初めて本当に実感する、自分の母親がかつて経験していた気持ち」
それを知るたびに、
母親にならなかったらそこまで分からなかったかもしれない自分の想像力の乏しさを嘆きつつ、
分からないままでなくて良かった、と思うのです(^_^)