4/5「ネコの教え」
今日、いつも見ているブログに「田尻ムネアキ」さんの録音音声がアップされていた。
田尻さんは公害Gメンと呼ばれ
、彼の名を冠にした「田尻賞」と言うものもある
。最近では規制委員会の5年猶予に関する記者会見で、
田尻さんの業績に関してコメントをした方がいた。
しかし、今回の音声では
「水俣病」
に関する講演会の音声がアップされている。
その中で田尻さんはやはり、現代日本の病巣のひとつとして、
「公務員の問題点」
を列挙している。
「公務員(田尻さんの言葉では「役人」)は出世競争に明け暮れている。そのため、少し
でもミスをしないよう、(国民から)拍手喝采を受けない様に、している」
「行政も縦割だ」。
この録音は1980年代のものだが、
今も公務員の内容は変わっていない。
それにも関わらず、国民一人一人は被害を受けているのである
。この録音は「
水俣病」の継承をしている団体が保管していたものだ
、水俣病と言えば
、その初期段階で
「狂猫病」
とも言われ、
その段階でなんだかの処置があればこのような悲惨な事にはならなかったと言われてるものだ。
「あの時もっと早く気随ていれば」
と言う思いは届かず、
今日も大勢の患者を輩出している公害病の典型例だ。
その問題に対して田尻さんは
「人間として」
の思いでこの問題に関わって来た。
何でもそうだが、
「あの時そうしていれば、、」
と言う事は誰でも言える。
しかし、
「あの時の猫を見習ってれば」
と言う思いは原発事故にも言える事だと思う。
しかし、日本の制度はそうゆう事を許さない悲しい国なのであろう。