4/20「現場感覚」
今日午前中から用事があり、
いわゆる「現場配信」物を途中から観る機会に恵まれた。
そのうち
「あの」堀潤さんと船橋淳監督のトークセッション
それに、
IWJ岩上安身氏の沖縄インタビューを連続してみる事になった。
船橋監督、堀潤さん、岩上氏、、
みな現場感覚を大切にする方々ばかりで
お金のない私にとっては「天井の上」の存在である。
今の私にとって、この
「現場感覚」は
「お金」「コネ」「表現空間」
と言う、
どれをとって
「そりたる壁」
に等しい障害のもとにあり、
常に頭を悩ませている問題だ。
しかし、
3人とも、この「3重の壁」を乗り越えて見事に情報を発信している。
本当にうらやましいと言うしかない。
堀氏もトークの中で発言していたが、
大手マスコミの現状は,
「会見場には来るが、記事にはしない。」
と言うのがいつものパターンで、
その存在感はパソコンを叩く音だけの感じがしてならない。
最近の例では
原子力市民委員会の席上で
時事通信の記者が
「高木仁三郎基金」の運営資金について聞いていたと言う
何ともお粗末な質問だった。
現場にいた私は
このようなお粗末な大手マスコミ界の質問に呆れて物が言えなかった。
しかし、
岩上氏や堀潤氏、船橋監督の発言には
「そこにいて,それを伝える」
と言う素朴だが、
重要な意味が含まれていると思う。
翻って
現状の日本社会は
「テレビ,ラジオ、新聞」の多くが
「そこにいて、それを伝える」
と言う事を忘れ、
又,
多くの人々もその現実すら知らないままであるとも思う。
今日もある生協の懇談会の席上では
TPPや改憲の話など一切出なかった。
私にとってそれは
自分自身への反省であると同時に、
この日本社会全体に、このような重大事実を
「そこにいても、それを伝えない」と言う
大手マスコミ界の
「現場感覚のなさ」
を象徴しているかと言う現実を突きつけられた思いも感じている。
これからもこの3人の様に
「現場感覚」
を大切にするメディアでありたいと思う。