５／４「知る権利」
今日東京新宿の「コニカミノルタプラザ」では
「DAYS 地球の上に生きる広河隆一トークショー」が行われた。
毎年、この時期になると行われるイベントの一つで
今回は（多分）8月に行われる横浜での内容の一部も披露された。
講演の内容は
主に
チェルノブイリからの報告だったが、
福島の子ども達の置かれている状況についても話があった。
それによると広河さんは
「福島県内に留まっている子どもの甲状腺検査は２年に１回であるが、果たしてそれで良いのだろうか？
球美の里で検診をしてみると、それよりももっと頻度の多い検診が必要なのではないか？」
と語っており、
今度、首都圏に避難している子どもと、ホットスポットと呼ばれている地域の子どもを対象に
甲状腺検査を行うと言う話だった。
私達日本人には
憲法で「知る権利」が保障されている。
この条文は
「言論の自由」
「思想信条の自由」
更にこの上位にある
「生存権」
とも深く関わっていていると言う事を最近知った。
つまり、
「生きている事（生存権）」→「しゃべる事，知る事が出来る」
と言う理論が成り立っているのである。
私自身もこのような理論の上に憲法が成立していると言う事に驚いているが、
改めて日本国憲法が
大胆かつ、重厚な理論立てになっていると言う事に対して、
敬意を抱いてしまった。
甲状腺ガンは
早期発見をしないと救命が難しいとされているらしい。
憲法を活かして活用するのが政府の役割なのだから、
一刻も早く、
福島の子ども達の救命を実現させなければならない使命が
彼らに課せられた課題の一つだと思う。
（追記）
東京新宿の「コニカミノルタプラザ」では明日もトークショ―があるそうです。
（１２；００－林典子さん＆広河隆一さんのクロストークショー）
場所
新宿高野４F