PRESSな時間

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2013-05-05 19:42:21 | 社会
5/5「戦争のおこしかた」

 今日は東京で先日同様の場所で
「広河隆一さん&林典子さん」トークイベントが開催された。

林典子さんは「DAYS写真学校」の卒業生で、
前回のDAYSフォトジャーナリスト大賞では福島県内の避難住民の写真で見事に「大賞」を受賞している、
女流フォトジャーナリストだ。

今回はキルギス共和国の
「略奪花嫁」の取材で
3位を受賞している。

今日のトークショ―の中で広河さんが
「今年の写真は戦場などの写真が多かった中で、林さんの写真は戦場以外にも人々が苦しんでいる場所がある。
また、
この写真が長期にわたる取材でテーマ線があるから選んだ。」
と答えた。

個人的にも
この写真から、
「目に見えない結婚差別」
を感じる事があり、
他の被写体とは少し違ったモチーフに感動している。


さて、
最近ツイッタ-上で少し見た絵本がある。
その題名は
「せんそうのおこしかた」
と言うものだ。

時間があれば今度本屋さんで見てこようと思っているのだが、
中身は「せんそうのおこしかた」
ではなく
「せんそうのおこされかた」
らしい。
つまり、
戦争とは「起こす」のではなく
「起こされる」だと言うのである。

私はこの
「起こされる」と言う言葉について、少し考えてみた。

「人間は誰しも平和な人生を望む」
と思っている方が間違いで、
「人間程争いを好む動物はいない」と思っていた方が良いのだと思っている。
「平和」とは、
単に人間が頭の中で考えているだけの空想や理想なのであって、
その「空想や理想」を求めるが故に、
争いをするのではないかとも思っている。

その延長線行為として、
「略奪花嫁」や
人種や思想の差別が起こり、
単なる「空想や理想」を超えて、
大量殺傷能力のある「武器」を使用した時
「戦争」
が起こるのではないかと思う。

更に、
この「超巨大空想」である「戦争」が
隣国に及び、更なる戦争を生む。

だから、
戦争が終結した後の国は思想も、経済も、民族としての魂も全て
「空想や理想」の為に
壊滅的な破壊をしてしまうのである。

「略奪花嫁」
も、戦争も、
自分勝手な
「平和」と言う「空想や理想」によって
奪った人間の罪の深さを何世代にも渡って引きずる悲しい現実を映し出している。

それは
,これからの福島も同じだと思う。