PRESSな時間

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2013-05-14 20:04:33 | 社会

5/14「帰還の坑道」
最近、
「市民と科学者の内部被曝研究会」
の松井英介先生から戴いた資料についての
「論評」
を書く為に
改めて原発に関する様々な資料をネットで検索している。

松井先生から戴いた資料に関しては
後日、公開するが、
1行1行を丹念に読み、
その細部を見てみると
「本当に、これが公式発表されたものなのか」

疑いたくなる文章で終始一環貫かれてる。

例えば、
「福島県で大規模な調査があった。」
と書いてあれば、
それが本来、
疫学的に少人数であっても
「大規模」
と印象付けられてしまう可能性がある。

また、
「福島県や、県内自治体でこれまでに得られた結果」
と書いてあれば、
それがどんなに杜撰な調査であっても、
「調査」としてのお墨付きを得てしまう。


事実として、
この調査に関して
「福島県健康福祉課」、放射能影響研究所(放影研)、原子力に関する政府機関が
この調査に関して、
いわゆる
「お墨付き」
を与えてしまっている事実がある。


言葉とは
人間の人生や他者との関わりを大きく左右するものだと言う事を
改めて感じた。

今回の
原発事故で有名になった言葉に
「直ちに影響は無い」
がある。

この言葉は当時の官房長官が言ったと言う事で
私を含め大勢の人々が信じ込まされ、
未だに疑わない人々もいると思う。

しかし、

それは、

「政府の広報機関」
が発言したから
信じたのであって、
私の様な庶民が発言しても
何の意味も持たなかったと思う。

現実には
「そうではないのではないのか、違うのではないか」
と言う疑問符がいくらでも頭に突き刺さる程の影響が
私の周囲を含めて起こっている。

もう、
私たちに「放射能の無い世界」に戻る道は無いのである。

「帰還の坑道」
は無い。
悲しい事である。