桜桃生存日記

桜桃が気ままに書きたいことを書く日記。
日常のこと、趣味のこと、思ったこと、など。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

2020-06-17 | 映画を観よう
2014年の洋画。ジャンルはドラマ。
長回しの撮影で、切れ間なく流れるようにストーリーが
進行していきます。
セリフも速いし、字幕を目で追うのが大変。
そして説明も少ないので、登場人物とセリフで設定や関係性などを
想像して理解する必要があります。
うーん、ややこしいし、笑うシーンでサッパリ笑えないぞ(^ー^;
なので、期待せず気楽な気持ちで観ました。

アクション映画”バードマン”として一躍脚光を浴びた、
今や落ち目の俳優リーガンが主人公。
葛藤しながらもこれからの役者生命を懸けて、舞台に出演するという設定。
リーガンはプライドが高く、過去の名声が忘れられない。
そして超能力が使える!?
元々出演する予定だったラルフの代役、マイクはセリフ覚えもよく、
アドリブも利くが言いたい放題・やりたい放題のクセ者俳優。
リーガン含め、出演者やスタッフも振り回される事に。
リーガンもマイクも俳優同士、ポリシーのぶつかり合いでお互い譲らない。
リーガンは更に娘で付き人のサムにも痛い所を突かれる始末。

舞台のプレビュー公演を無事終えたはずが、
舞台中にマイクがレズリーを襲おうとした事で、一悶着(後で気付いたけど、
この2人は同棲中の恋人同士だったらしい)。
楽屋でレズリーとローラの女同士のキスシーンは
必要だったのだろうか。私は直視できなかった。
そしてサムとマイクはお互い惹かれ合う存在に。

リーガンに語りかけて来る声は、
自分自身の心の声。つまりバードマンの声。
皮肉を言ってきたり鼓舞したり慰めたり、
その度にリーガンは苦悩するのだった。

リーガンの俳優としての生き様と、人間臭さが
渋いですね。
どれだけバードマンに未練があるんだよ、と思うけど。
そして、この舞台は、今までないがしろにしてきた別れた妻シルヴィアと、
娘のサムへの懺悔なのでした。
そうして迎えた舞台の本公演初日・・・。

長回し撮影という技法は、臨場感があっていいですね。
展開が読めないし。
BGMはドラムの演奏が印象的。

登場人物を憶えたり、ストーリーが読み込めてくると
この映画にも馴染んできました。
好みの映画ではないけど^^;ジーンと来るものがありました。
ところで、観終わってから知ったけど、
リーガン役はなんと「バットマン」を演じたマイケル・キートン。
だからこんなに演技にリアリティがあったのか!!w(*゚o゚*)w

♥diarynote時代に相互だけ読めた秘話(/∀\*)
バードマンはつまり、バットマンが元ネタです。
なんと公開当時は映画の賞を色々と受賞してたんですねー。
結構評価されてた映画だったとは。

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