桜桃生存日記

桜桃が気ままに書きたいことを書く日記。
日常のこと、趣味のこと、思ったこと、など。

青の帰り道

2023-03-29 | 映画を観よう

2018年の邦画。青春群像劇。

群馬県前橋市を舞台とした高校3年生の夏から物語は始まります。

写真撮影が好きなキリ。歌が上手くピアノが弾けるカナ。

ギターで作曲し、医大を目指すタツオ。カナとはデュオを組んでいた。

マリコとコウタはカップルで、コウタとリュウは不良同士。

お調子者で盛り上げ役のユウキ。

この7人は仲良しグループ。

 

高校を卒業し、

キリとカナとユウキは東京へ。

タツオ、マリコ、コウタ、リュウは地元に残った。

彼らが20歳、そして21歳になるにつれ

関係性が変わっていく。

 

CMキャラクターとしてCDをリリースし、テレビ出演をするカナは、

本当はこのプロモーションに乗り気ではなく、不満を抱いている。

浪人し、受験を止めたタツオは、作曲を親に反対される。

皆に置いて行かれ、先輩と共に犯罪に手を染めたリュウ。

この3人は理想と現実がかけ離れていて、葛藤し焦っている。

コウタはマリコとできちゃった結婚をし、まともになる。

キリはカナのマネージャーを務め、カメラマンのセイジと交際を始める。

 

22歳のタツオの誕生日に物語が大きく動きます。

 

 

起承転結がはっきりしている映画です。

「起」の部分が凄く輝いていて、最高潮で好き。

皆も仲いいし。

そのまま行くんかと思いきや、そんなわけはなく(^_^;

もうね、「転」の部分が観ていて恐かったし、目を背けたくなったし、

胸が痛かった。

そして「結」の部分でやっと救われた。

というか、どうにか綺麗にまとまったかな。

 

学生の頃とは関係性が変わってしまったり、

挫折したり、葛藤しながらも何とか藻掻いている、そんな姿が痛々しかった。

主な出演は若い役者さん達ですが、見応えのある迫真の演技でした。

あと暴力シーンや、大声で言い争うシーンなどもあるので、

私みたいに苦手な方はご注意ください(;´Д`

 

「友達」って何なのかな。「本当の友達」って何なのかな、と

問いかけている映画でした。

一筋縄ではいかなくて、奥が深かった。

個人的にキリとお母さんとのシーン、コウタとマリコと子どものシーン、

やっぱり家族のシーンが好きかな。

物語が動いていく中で、数少ないホッとするシーンだから。

 

 

出演者は、

カナが真野恵里菜。

キリが清水くるみ。

リュウが横浜流星。

タツオが森永悠希。

コウタが戸塚純貴。

マリコが秋月三佳。

ユウキが冨田佳輔。

キリの母(スナック経営)が工藤夕貴。

タツオの父(開業医)が平田満。

橘(レコード会社の販促プロ―モーター)が山中崇。

セイジ(カメラマンでキリの彼氏)が淵上泰史。

工場長が嶋田久作。


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