桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

心のリゾート 海の別邸ふる川

2017-08-21 08:48:06 | 旅行記
私の親を祝うため、久々に親兄弟達と温泉に行っていました。
もうかなり前から姉が予約をとってくれていた白老町の「ふる川」。噂には聞いていたけど私達は初めて行きました。


印象的だったのは料理とサービスが素晴らしかった事です。
きっと古い旅館を改装したようで建物のあちこちは年期を感じたけど、
ラウンジのおもてなしやスタッフの接客にとても気を遣っているようでした。


天気が良く、青い太平洋が綺麗でした。どの部屋も海が間近に観られます。


舟や波を眺めながらのんびり読書を楽しみました。


私はそこら辺に生えている草が旭川と違っていて面白かったです。


ラウンジは気軽に出入り出来て、珈琲やお酒、デザートのサービスがあります。
結構居心地が良くて何度も行きました。


一番座り心地良かったハーマンミラーのラウンジチェア。新品で仕入れたのでしょうか?
確かオットマンを付けると凄く高価だったと思い出して調べたら、私達ではとても手が出せない金額だったのでここでたっぷり座っておきました。


ご飯もおいしかった〜!白老牛のしゃぶしゃぶ。


朝ご飯のバイキングも良かったです。
こちらの地方は海産物が美味しくて、お味噌汁の出汁がとても美味しいです。

黒い座面のYチェアだ!と思ったけどレプリカでした。

こちらの宿の看板犬、モコちゃんに会いました。人懐っこくて可愛かったです。

たまに遠出するのも良いですね。久々に海の音を聴いておおらかな時間を過ごして、よい休日になりました。

人気のお宿です →心のリゾート 海の別邸ふる川のホームページ
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東北・山形の旅 その3

2017-03-28 18:32:21 | 旅行記
旅の締めくくりは酒田方面です。
高橋さんが好きそうな建物だなぁと思って山居倉庫を訪れました。
ケヤキは倉庫の高温防止の為に植えられたものらしいですが、見事な景観になっていますね。
外壁は多分焼杉の大和張りかと思います。
杉は北海道では道南地方でしか採れないので建築で使われているのを見ると珍しく感じますが、
本州では杉は一般的な建材のようです。


倉庫は現在も農業倉庫として使われています。
なんかピヨピヨ音がするので鳥の巣があるのかと思ったら、米を運んでいる機械の音でした。
トラックの荷台の上まで機械が運び、人力で積んで行きます。
米ってこういう風に運べるんだと驚き。


酒田と言えば豪商本間家です。残念ながら私の実家ではありません。


建材や建物の様式の違いから、当時の武家・商家の階級の差や暮らしぶりなどを知りました。
ガイドさんの説明があってとても良かったです。


そしてもう一カ所、本間家に関連して本間美術館に足を運びました。


立派な廻遊式庭園です。まだ3月なのに鬱蒼としています。


本間家の代々の人達は、雪国で冬の間失業状態になる人達にこの庭の基盤を作る仕事を頼んだり、
農業振興や酒田藩の藩財政を支えたり、人としても商人としても慕われていたようです。


これから梅や桜が咲いたらきっと素敵でしょうね。
建物からは鳥海山が借景で観えるらしいです。


またしても木に遠慮なく触る!生き物との接し方は「ムツゴロウさん方式」です。


酒田ではワンタンメンの満月に行きました。
薄めの味付けで私達夫婦好み。塩と醤油を頼みました。ラーメンって地方によって全然味が違って面白いです。
とっても混んでいるお店だけど、はつらつとした女性達と汗水流して厨房を回している男性達が清々しいお店でした。


旅のお土産シリーズ。
いぶりがっこは秋田の名物だけど普段あまり買えないのでゲット。
本間家の漫画、職場の人に配るお菓子、紅花などなど。

今回の旅を機に、東北をもっと知りたくなりました。
とても良い旅行が出来たと思います。



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東北・山形の旅 その2

2017-03-27 09:50:05 | 旅行記
私は知る人ぞ知る雨女で、旅行中も自分が居る場所にだけ雨や雪が降るという雷神現象が起きました。
憧れの羽黒山に着いた時もみぞれと雷に向かえられ、上まで登るのは断念。


とりあえず下側の駐車場に止めて五重塔を目指しました。


天まで伸びるような杉林。


さっきまで雷が鳴っていたのに奇跡的に太陽が現れました。


樹齢千年と言われる「爺杉」に会いに行きました。


そしてその奥にはひっそりと五重塔が見えます。


高校の時に日本の木造建築史で見て以来、いつか行ってみたいと憧れていた建物です。


長年重力を受け続けたこけら葺きの屋根、軸組は骨や石のように風化していました。


羽黒山は観光地化されているので、頂上まで車で行く事が出来ます。
雪の積もった杉を見るのも新鮮な気持ちです。
三神合祭殿が修復中だったので、車で行っちゃうぐらいで丁度良かったです。


鶴岡方面からさらに酒田方面へ向かいました。
途中、住宅地をくぐり抜けて巨木巡りです。「文下のケヤキ」は樹齢800〜900年くらいのご老体。
何カ所か手術の跡やキノコが生えていましたが大事にされているようでした。


そして「山の神のケヤキ」。こちらは樹齢300〜400年でまだお若い様子。
かなり傾いていますがどっしりとして貫禄がありました。
写真では判りにくいですがこの時も雨雲と一緒に移動して大雨でした。こういう時は木の下に居ると危険かも?


最後に鶴岡方面で目を付けていたお店。
こちらも住宅地の路地を入ってたどり着く老舗の駄菓子屋さん「梅津菓子舗」です。
庄内地方ではお雛飾りをするのが4月なのだそうですね。
彩りが華やかな詰め合わせは雛壇に飾るものだそうです。初めて見ました。


可愛い狐さんと落雁を記念に買いました。
全てお店で作っているそうです。狐は豊穣神ですね。今年の豊作を祈りながらおやつに頂きます。




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東北・山形の旅 その1

2017-03-26 09:08:14 | 旅行記
少しお休みを頂いて年に一度の家族旅行をしていました。
今回はだいぶ前から目を付けていた山形県に行く事にしました。
山形は神社仏閣・木造建築、美味しそうな食べ物・お酒、それから巨木が沢山あるんです。

東北地方は地理上は近い場所でも、旭川からだとなかなか交通の便が悪く、行き帰りの2日間はほぼ移動日。
わずかな時間をうまく利用して行きたい所と食べ物を堪能して来ました。

観光一日目のメインは神社仏閣。
まずは山形県の南部、米沢寄りの南陽という所にある熊野大社に行きました。
熊野大社は「東北の伊勢」と呼ばれています。


階段を上がると目の前に立派な茅葺き屋根の拝殿が現れます。


特にこの木彫りを観たかったんです。すごくないですか。


敷地内には大小さまざまな神社があって、どれも軒下の彫刻が面白いんです。
特にこの本殿の裏の彫刻の中に兎が三羽いるのを探すのが有名。
自力で三羽見つけると幸せになれるらしく、ここでは答えを書かないようにしますね。


次の行き先は山形名物の板そばを食べに、三百坊というお蕎麦屋さんを目指しました。
「坊」というのは宿坊の事で、昔はこの辺りに沢山の宿坊があったそうです。
建物は古民家を移築したもので広い土間や広間があったり、とても古く面白かったです。


今時期は「寒晒しそば」が出ます。春の山菜の天ぷらもほっぺたが落ちそうなくらい美味しかったです。
夏場は建物から見えるお庭も素敵だそうですよ。今時期はまだ残雪が多かったです。


お腹を満たした後は観光客が多く訪れる宝珠山立石寺に行きました。「山寺」と言われています。
天台宗の御山だそうで、松尾芭蕉が有名な句を詠んだ場所としても知られています。


険しい岩場や杉林のあちこちにお墓や供養仏があります。


多くの修行者が訪れた霊山でもあり、開山堂の岩の下には慈覚大師が埋葬されているそうです。




岩場のあちこちにお堂があります。岩の穴になっているあちこちから人骨が出ているそうです。


こちらもとても神聖な場所で、良いものを観る事が出来ました。


杉林に時々光が差し込みます。春の芽吹きの時期に来れたのも良かったです。
きっと蝉の声がする夏場も素晴らしいだろうなぁと思います。

山寺を観た後は鶴岡方面へ一気に移動しました。






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東京おのぼり研修 その2

2016-03-18 09:32:20 | 旅行記
一日目に浅草の人混みに打ちのめされ、早くも疲労気味だったけど今回のおのぼり研修のメインは2日目。

<二日目(カルチャーコース)行程表>
・前川國男邸見学
器のお店・千鳥さんでやっている「松村英治展」に行く
・東京ステーションギャラリー「モランディ展」に行く
・職場へお土産を買って帰る

まずは武蔵小金井の江戸東京たてもの園に移築されている前川國男邸へ。


建築に関わる人達の憧れの住宅の一つです。


下坪がおよそ15坪ほどしか無い住宅ですが、部屋のあちこちに工夫が凝らされ機能的に出来ています。
クローゼットに手洗いがあるのには驚きです。


象徴的なリビング。この窓を邪魔しないように、外側の雨戸は外壁に織り込めるような造りになっているそうです。


二階は吹き抜けがあるだけのシンプルな間取り。各部屋にめりはりがあり動線が整理されているので窮屈さを感じさせません。


作り付けの浴室や台所も、今の時代にあっても良いような素敵なデザインですよね。


この時代の建築を観ると、建具の納まりや仕上げ、素材に工夫が行き渡り、
簡素だけどとても居心地の良い住宅がつくられていたのだなと思います。飾るものや家財は必然的に少なくなりますが
その分持っている物を大切に、丁寧に扱う日本人らしい暮らしが出来たのかと思います。


サクラはまだ咲いていませんでしたが、梅や桃、コブシが咲いていました。
この公園はとても立派なサクラの古木があります。東京のあちこちにそういう場所があるらしいですね。
サクラの頃はもっと人が押し寄せるのでしょう…私達は今時期にゆっくり観られて良かったです。


結構寒かったので、売店でおでんを食べました。公園を少し散策して、北海道の露地では見かけないツバキや不思議な樹に見とれていました。


これは初めて見たなぁ…ミツマタっていうのだそうです。ジンチョウゲの黄色バージョン?


この公園まではおそらく小金井市の財源でやっている安い運賃の循環バスで来る事が出来ます。
住宅地を通りながら、あちこちで壊したり新築している住宅を見かけました。
土地代も北海道の比じゃないですね。東京で家を建てるってとても大変な事なんでしょうね。


場所は変わって水道橋にある器のお店・千鳥さんへ。
今回は松村英治さんという常滑で器を作っている作家さんの個展が開催されていました。
千鳥さんは全国各地の作家さんの器を扱っていて、頻繁にブログやインスタグラムが公開されているので
結構人気のあるお店だと思います。私達が行った日は平日だったのでゆっくり器を観る事が出来ました。


旅の締めに東京駅、さらに苦手な人混みへ飛び込んで行きました…


東京ステーションギャラリーで開催中のジョルジョ・モランディ展へ。
モランディは故郷をほとんど離れずずっと静物画ばかり描いていた画家なのですが、
その凝り性で少々変態チック、実に一途な所が日本人にも根強い人気があります。
この展覧会は17年振りの本格的なものだったので、どうしても行きたかったのです。


おまけに会場が東京ステーションギャラリーというのも興味がありました。
駅の古い建築の一部を改修して作られたギャラリーで、2・3階が展覧会会場になっていました。


展示の仕方も面白かったですが、いつも空いている(失礼)旭川美術館に行き慣れている自分としては
足音が結構響き、沢山の鑑賞者が行き来しているせわしなさはちょっと落ち着きがありませんでした。
これも東京ならではの事ですね。行く事ができて良かったです。


翌日は高橋さんも私もそれぞれ仕事だったのですが、朝旭川駅で会った職場の同僚にも気付かず
「高橋さんオーラが全然無くてとても疲れている様でしたよ」と言われました。
多分桜岡で一年に会う人の数よりもはるかに大勢の人達をわずか二日間で見たせいだと思います。
でもボケ防止のためにもたまに遠出はしようと思います。





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