桜岡設計事務所のブログ

東旭川、桜岡にある設計事務所の日々の事、仕事の事、愉快な仲間達。

中里花子さんの器

2014-09-20 17:55:27 | 日々の道具・作家さん
我が家で数少ない作家ものの器。
唐津焼の陶芸家・中里花子さんの器がとても気に入ってます。

きっかけはお父さんの中里隆さんの作品をさまざまな雑誌で見て知りました。
中里隆さんは唐津焼の名士として素晴らしい方ですが、
花子さんの作品はお父さんとは一味違う女性らしさというか、柔らかい感じがあって好きです。

左が還元焼成で右が酸化焼成。同じ土灰釉貫入皿でも焼き方で仕上がりが違います。
写真を見た時は還元焼成が気に入っていましたが、実物を手にすると酸化焼成の方もとっても素敵です。

径は18.5センチで大皿料理を盛るよりはケーキ皿ぐらいの大きさ。
でも程よい深さがあるので、サラダや副菜を盛ったり、小食な私達夫婦のおかずを盛るには丁度いい大きさです。

カラー人参のサラダ。姉が作ってくれたスイートピクルスと和えました。


これは自分で作ったピクルスとバジルソース、お向かいさんにもらったブロンズ色のトマトと和えました。


暮らしの中で少しずつ、愛着を持って長く使いたい物が増えてきています。

中里さん親子のオンラインショップは こちら



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完成間近の二つの物件

2014-09-18 20:38:49 | 現場・建主さん
旅行の浮かれ気分は置いておき、仕事モードに戻ります。
今年もとても良い仕事をさせてもらっています。

まずは美瑛のアトリエnipek。
足場が外れ、外観があらわになりました。


アトリエからの眺め。


この建物は半階上がってアトリエ、下がって写真家の仕事部屋となっています。


玄関側から見える階段ホール。

こちらの物件は今月末にお引き渡しとなります。


旭川市内の平屋の住宅も外壁の塗装が終わりました。

深い色味の貫禄。これから外周に塀を付けるので、さらに落ち着いた雰囲気になります。

中に入るとのびやかなリビング。
これから壁の左官工事が入ったら雰囲気がさらに開放的になります。

今日は建主さんとキッチンの打合せをしました。
こちらの物件も完成形が段々と見えて来ています。
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飛騨高山旅行記 その2

2014-09-17 19:49:11 | 旅行記
世界遺産・白川郷へ。
バスの中から合掌造りの建物が見えた途端、日本人も外国人観光客も皆歓声をあげました。


北海道育ちの私達にとって、ここは圧倒的な歴史の差を感じさせる場所でした。


木造の建物や石垣の風化もすごいですね。


あ、ムクゲが咲いてる。白川郷も旭川と同じ様にすっかり秋になっていました。


杉林ですら、私達は滅多に見る事がありません。


合掌造りはテレビで見た事がありましたが、その内部構造を詳しく見るのは初めてです。
一階の囲炉裏から出る煙や熱が二階の格子状になった床へ上がっていき


最後に屋根の一番高い所に効率よく抜けていきます。
大きな薫製マシーンみたいですね。なんかアイヌのチセに原理がそっくり。


釘などを一切使っておらず、非常によく燃えるそうです。
だから消火栓の点検はとても大事な行事だそうです。


出た~!合掌造りのカーポート。


田んぼの一部はもう稲刈りを始めていました。
建物の重みと、田んぼの眩しい光が対照的です。


のんびりワンワン。


一生懸命建物を記録する夫と、世界遺産に来ても草を撮っている私。


展望台からの風景。冬景色もきっと綺麗でしょうね。
来る事が出来て本当に良かったです。
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飛騨高山旅行記 その1

2014-09-16 21:22:54 | 旅行記
そういえば夫婦で道外に旅行した事がない、子どもがいないうちに行きたいというかねてからの希望が叶いました。
どうせなら二人とも行った事が無くて、木造建築をどっぷり堪能出来る所に行こうという事になり、
岐阜県飛騨高山に決定。

一泊目のお宿は張り切って、高山市にある国登録有形文化財・旅館かみなかをとりました。


静かな玄関。さりげなく植えられた風知草がとても涼しげです。


飾られたお花もため息が出る程素敵でした。


建物のあちこちに飛騨の伝統技術が溢れています。


予約したのは二階角部屋の「竹の間」。耐力壁がありません、ビックリ!笑
建物は誰かが廊下を歩くたびに震度2ぐらい揺れます。
本当に地震が来ても気づかないかも。


部屋から見えるお庭も素晴らしい。鯉が泳いでいて、絶えず水の音が聞こえて来ます。
お庭はどの角度から見ても美しく、丁寧に手入れされていました。


気絶しそうな程豪華な料理でした。


飛騨高山の名物、飛騨牛と朴葉味噌を初めて食べました。
とても美味しかったです。

これで一泊一人12000円という破格。
お風呂とトイレは共同ですが、他のお客さんと時間が重ならないように女将さんが配慮してくれました。
どこかの豪壮なリゾートホテルよりずっと有意義な時間が過ごせました。


木造建築はここも素晴らしかった。高山陣屋

江戸時代の役場みたいな場所で、当時は役人(郡代や代官)が住み込みで治政を行っていたそうです。

初めて見る屋根の納まり、「こけら葺き」でしょうか?
うさぎの釘隠しも名物ですね。


見事な登り梁と廊下。
高橋さんもこういう建物作ってくれないかなぁ。


デザインは簡素で余計な飾りが無い印象を受けますが、そこに普遍的な美しさと
伝統技術の緻密さが伺えてとても力強い建築でした。




絵になる出入り口。鳥肌が立ちます。


大胆な土間。炊事場だったそうです。
役人の家族だけでなく、沢山の女中さんも住んでいたそうです。


これは予習していませんでしたが、素晴らしい庭園もあります。


この石材に一目惚れ。きっとこの土地ならではの石だと思われます。


大広間の横の、渡り廊下と縁側。


ちょっとショッキングだけど凝視してしまう拷問コーナー。
どうやって拷問するか横に詳しく図示されています。
部屋が離れているにせよ、昔は奥さんや女中さんが暮らす建物で拷問もしていたんですね。


年貢を納める蔵等も公開され、飛騨高山の歴史が詳しく見れる資料館になっています。


もうここが見られただけで大満足、という程素晴らしい木造建築でした。
この経験が今後の仕事に生かす事が出来ると嬉しいです。





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お休み頂きありがとうございました

2014-09-15 19:53:02 | 雑記
3日ほどお休み頂き、木造建築を見に岐阜県飛騨高山と世界遺産・白川郷へ。


高山の町並み、泊まった旅館、合掌造りの貫禄、高山陣屋の木造建築や日本庭園、
数えきれない刺激をもらい、とても良い勉強になりました。



気になるアン太郎でしたが、旅行の二ヶ月ほど前から自動餌やり器に慣れさせ、
旅行中はペットシッターさんに一日だけ様子を見に来てもらうようにしました。

シッターさんからの報告。

お名前 アン君  
私が車から降りて来ると、窓からのぞいていました。
その後玄関のドアの所で「ニャーニャー」 
私が入って来ても驚く様子も無く私の脚にスリスリ!
とてもひとなつっこいアン君でした。



…よっぽど淋しかったんですね。シッターさんありがとうございました。
トイレとお水も変えてくださり、とても助かりました。

ソファが毛まみれになっていたので、きっとジッと寝て待っていたんだと思います。
どこもイタズラされることなく、アンはとてもおりこうさんにお留守番していました。
暫くたっぷり遊んであげようと思います。アンありがとう、ごめんね。


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