島根の地酒居酒屋 『朔屋(さくや)』の楽屋裏。

島根の松江にある居酒屋店主が、日本酒にまつわるお話を、面白おかしく、てきとうに書き綴ってまいります♪

蒸し米とかのこと

2009年02月12日 | Weblog
今日は蒸し米の様子をお伝えします。^^

そもそもなぜ酒米は蒸すのか?

煮たり炒めたりではなく、蒸す。

じつは、給水率に関係があるそうです。

ようは、煮たらベチャベチャになるし、炒めたらパサパサになっちゃいますよね。

そこで、蒸すことによってお酒にとって、ちょうどよい給水率にしているんです。

だからといって、ただ蒸せばいいわけではなく、お米の状態を見て蒸す時間や、蒸気の加減をしなくちゃいけません。



そして蒸しあがったお米の何割かは麹米にします。
麹にしない酒米は、蒸したら醒ましてそのままタンクに入れちゃいます。

麹米となる酒米は、麹室という暖かい部屋に入れます。
でも熱々では困るので、麹菌の育ちやすい30度ちょっと位に醒まします。
それを放冷といいます。



放冷して冷めた酒米を、麹室に入れることを引き込みといいます。


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