「ヘアイ、ヒロト!、アブラカタブラ、ハワユー?」
いつもこんな感じで、大声で電話をかけて来てくれるお客さんがおります(笑)。アメリカは東部のご出身とのことで、私にとりましては、その英語発音が西部ご出身の方々やヨーロッパの方々に比べていつもヒアリングで一苦労させられます。そのお客さん、スティーブ、と話すときはいつも、体全体が耳になったような気がします。
ちなみに上記の電話を解説致しますと、「ヘアイ」は「ヘイ」と「ハイ」が混ざった感じで、「ヒロト」は私の名前、でその次の「アブラカタブラ」は何を言っているか分からない部分です(笑)。たいてい、「いついつ帰ってきた」とか、「さっきはミーティングで取れなかった」とか言っているようなのですが、はっきりいって私には「アブラ方ブラ」と早口の呪文を唱えているようにしか聞こえません。で、最後の「ハワユー?」は「How are you?」ですね。
このスティーブからはよく営業人材の引き合いを頂いています。彼の人選はとても厳しく、書類選考に通るのが一大事です。レジュメが彼の意にそぐわなかった場合は、一言だけ、「ノット エキサイティング」とブラックベリーから送信された返事が返ってきます。人材に関して結構長い提案文を書いた時に、間髪いれずにその「ノット エキサイティング」が帰ってくる瞬間は、まさに体が標本箱の蝶のごとくピン止めされるような感じで、また「努力が一瞬にして水泡に帰す」瞬間でもあります。結構泣きたくなるものです(笑)。
そんなアグレッシブでエキサイティングなスティーブと先日ランチを一緒にしました。
<この続きはまた次回>