終電間近の駅改札。
せわしなく行き交う人々の中、
一組の盲導犬とそのご主人。
盲導犬が、ご主人を改札口に誘導するように半歩前を歩いていた。
とそこに、
彼らの背後から斜め前に、ザザーッと横切る急ぎ足のおじさん。
盲導犬の存在に気付かず、おじさんの膝が犬の顔面に当たり、一瞬犬がよろける。
今の、、、痛かったよね。
おじさん、気づいてないのか無視なのか、
犬に見向きもせず駅のホームへ降りていく。
ご主人もおそらく今の出来事は見えてなかったので、そこまでは気付かず。
よろけた盲導犬は、それでも誘導する方向に向かって立て直し、
淡々と改札の中へご主人を連れて行った。
犬の後ろ姿が若干痩せているように見えた。
---
盲導犬の日常を垣間見たような気がしました。
痛くても傷ついても吠えないようにしつけられている彼ら。
誰にも気づかれないような些細なダメージは日常的に起こっているのかもしれないと。
今日の出来事も、周りにもう少し、ほんの少しの理解と優しさがあったら、
防げることだったかもしれません。
こういう時にいつもより少しだけ余裕をもち、少しだけ優しさを持つ。
おじさんだけじゃない、
私には果たして本当にいつもそれができていただろうか。
ハッと気づかされ、シクシクと胸に突き刺さりました。
ごめんなさい。
このシクシクは多分、自分自身はまだまだ足りてないってことだと思う。
夜中の12時過ぎまで健気に働くワンちゃんの背中をずーっと見送りながら、
とても切なくて、申し訳なくて、
無事に帰ってくれることを切に願ったのでした。
せわしなく行き交う人々の中、
一組の盲導犬とそのご主人。
盲導犬が、ご主人を改札口に誘導するように半歩前を歩いていた。
とそこに、
彼らの背後から斜め前に、ザザーッと横切る急ぎ足のおじさん。
盲導犬の存在に気付かず、おじさんの膝が犬の顔面に当たり、一瞬犬がよろける。
今の、、、痛かったよね。
おじさん、気づいてないのか無視なのか、
犬に見向きもせず駅のホームへ降りていく。
ご主人もおそらく今の出来事は見えてなかったので、そこまでは気付かず。
よろけた盲導犬は、それでも誘導する方向に向かって立て直し、
淡々と改札の中へご主人を連れて行った。
犬の後ろ姿が若干痩せているように見えた。
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盲導犬の日常を垣間見たような気がしました。
痛くても傷ついても吠えないようにしつけられている彼ら。
誰にも気づかれないような些細なダメージは日常的に起こっているのかもしれないと。
今日の出来事も、周りにもう少し、ほんの少しの理解と優しさがあったら、
防げることだったかもしれません。
こういう時にいつもより少しだけ余裕をもち、少しだけ優しさを持つ。
おじさんだけじゃない、
私には果たして本当にいつもそれができていただろうか。
ハッと気づかされ、シクシクと胸に突き刺さりました。
ごめんなさい。
このシクシクは多分、自分自身はまだまだ足りてないってことだと思う。
夜中の12時過ぎまで健気に働くワンちゃんの背中をずーっと見送りながら、
とても切なくて、申し訳なくて、
無事に帰ってくれることを切に願ったのでした。