アカデミー賞

今日のトレーニング、充実でした。

トレーニングと言っても、

芝居の鍛錬、アクティングトレーニングでした。

課題の台本を用意して、自分で準備をして、

トレーニングで繰り返しフィードバックしながら、

丁寧に役を作りあげることを目的に、

時間をかけて取り組む作業なのです。

普段のお仕事でももちろんする作業なのですが、

ひと呼吸おいて、こうやってゆっくり丁寧に取り組む事で、

とても贅沢に時間を使って、

自分や役の深〜いところまで探っていくことができます。

そして心と体が一体となってニード(役の核となるもの)を発見する体験は、とても感動的。

私にとって、自分や人間そのものをさらに愛し、

生きる美しさをさらに教えてもらえた気持ちになります。

そして、その役が生きている姿を、

それはもう感謝して、全力で、覚悟を持って、

表現したくなるのです。


アカデミー賞助演女優賞を受賞した、

ヴィオラ・デイビスが受賞スピーチで言っていた言葉、

「生きる事は何かを表現する唯一の職業、アーティストになれて幸せです。」

ストーンと私の腹に落ちてきた言葉。

あぁ、これだ、これだよね、大納得です。

私が役者の仕事に惹きつけられて止まないのはきっと、

こういう事だったんですね。

ありがとう、ヴィオラ！

頑張るよ、ヴィオラ！

いつか直接お会いしてお礼を言いたいです