秋になり、ベランダの植物の水やりも3〜4日に1回ぐらいになりました
とはいえ、天気や鉢の大きさで違いますし、枝葉が繁って大きく育っているいるつるバラ(つるアイスバーグ、レディ・オブ・シャーロット、カクテル)の土は乾きやすいです
からからっと乾いた土に水やりしながら耳を澄ますと・・
じゅわじゅわじゅわじゅわっっ ...
水を飲む土の音です!!
鉢に張った根が触手を伸ばしながら喜んでいるのを想像して、私も嬉しくなります(^^)
さて、こんなふうでらくになった水やりですが
花がらを摘んだり、掃除したり、枝葉をチェックしたり・・まるで警備員のように見回るのは朝夕欠かせません!!
そんな昨日、金曜日のこと・・
バラのナエマの枝に、ちょっと丸まってというか、折り畳まれたようになっている葉っぱを見つけました
あれっ?
じっとしているけど、何か生き物の気配を感じる・・
葉脈まで擬態した美しい5㌢位の木の葉が、2本の長〜い触覚を動かしていました!!(゜o゜;
キリギリス?
バッタは「grasshopper」の名の通り、ぴょんぴょん跳びはねる俊敏なイメージなのですが、私の視線をはぐらかすように、ゆ〜っくり体の向きを変えるだけで逃げる気配はありません
よくよく見ると、手前に植えているレディ・オブ・シャーロットの葉が丸くかじられています
手出ししない私に安心したのか? ナエマの蕾の方に、これまたゆ〜っくり移動してきました
ああっ!だめだめ・・ 蕾を噛んじゃだめっっ!!
しっしっ・・と追い払ったら、目が合いました@@
じっと目を合わせること数分・・
私に背を向けて、レディ・オブ・シャーロットの葉に乗り移っていきました・・
背高く繁っているレディ・オブ・シャーロットに逃げて隠れられるとますます見つけにくくなってしまいます!
調べてみると、
キリギリス科ツユムシ類の「ヒメクダマキモドキ」
クダマキはクツワムシの俗称
そのモドキ、になるのでややこしいのですが、キリギリスの仲間ではあります
小さな虫を食べるのかな?と思ったら、草食のようです
わざわざ、マンションのこのベランダまで飛んできたのでしょうか・・?
それを考えると、このままこのベランダで飼育していてもいいかな・・とも思ったのですが、、
さらによく調べてみると、クダマキモドキは植物の枝茎に産卵管を差し込み、卵を産み付けるようです
産卵跡は、枝茎が大きく裂けてしまうようです。。
いかん、いかん!!
上から4番目の写真がわかりやすいですが、腹部の先に産卵管があります
そして、大きく膨れた腹・・ メス♀ですね
これから居心地の良さそうなバラの茎に卵を産みつけようと物色していたところなのでしょうか?
手で捕まえて、下の公園に放してきました
サトクダマキモドキやヤマクダマキモドキは、どんぐりの木の樹皮などに産卵するようですが、ヒメクダマキモドキはなんとまあ・・バラが好物の姫さまのようです
子供の頃、スズムシを飼っていました
メスの産卵管は長く、気がつくとそこに卵がついていて、産卵管を土に差し込んで卵を産みつけます
毎年春には、たくさんのスズムシの赤ちゃんが生まれてきました
ヒメクダマキモドキの産卵管は、ちょっと変わった形をしているなあ・・と思ったら、茎にグサリ・・と刺して産むのですね。。
産卵管までバラのトゲと同じ色形をしています