佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

「孤独との出逢い」

2021-06-08 16:12:36 | 日記

私たちはつい、今のあるがまま
のすべてが、ずっと未来まで続
くような錯覚を持ってしまいま
す。

でも一寸先はわからないのです。

二百年も眠りつづけていた島原
の普賢岳が、ある日、突然火を
噴くように、七十年も続いた
ソビエトの共産主義が、突如と
して崩壊したように、

明日何が起こるかわからない
のです。一寸先は闇です。

常に、世の中のすべては移り
変わっています。私たちが
生まれた瞬間から、老いと

死に向って毎日変わっていく
ように。

それを仏教では「無常」という
言葉であらわしています。

この世に起こるすべてのことは
移り変わる、一時も同じ状態
はないということです。

心もまた無常です。

人と人との関わり、交わり、愛
もまた無常です。

結婚式で、日本古来の神式であれ、
お寺での仏式であれ、キリスト
教のチャペルの式であれ、

どの場合も、神や仏の前で、
新郎新婦は夫婦の愛の永遠に
変わらぬことを誓います。

それでも、夫婦の愛が決して
永遠でないことを、年々、世
界的に増加していく離婚の数

が示しています。

結婚式での誓いは
「変わりません」というより、

「変わりやすい私たちの愛だ
からこそ、どうか、神や仏に
よって、守り、育て、つづけ
させてください」

と祈るべきだと思います。

愛しあっている時は、いつか
自分が裏切られるなど、人は
思いません。

まして自分がこんなに今愛して
いる相手に飽きがきたり、情熱
を感じなくなったりする日が
来るなど想像もつきません。

ところが気がついた時、相手に
別な愛人が出来ていたり、
自分が今の恋人や夫以上に心
惹かれる人が出来ていたり
するのです。

それほど人間の心は不確か
なものなのです。

だからこそ人は愛に誓約や
契約を求め、その証人をつくり
たがります。

それで結婚式や神父や僧侶や
神主に立ち会ってもらい、た
くさんの友人に参列してもら
って証人になってもらうので
す。

でも、そんなことがいかに
虚しいか私たちはもうさんざ
ん愛の破局を見たり経験した
り知っています。

愛もまた無常ということも、
孤独と同じくらいに知って
いましょう。

 

 


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『欲に押しつぶされたせっかくの”夢”』

2021-06-08 16:09:31 | 日記

トルストイの『人間はどれだけ
の土地がいるか』の中にこんな
話がある。

「広い土地が欲しくなった農夫が
商人とこんな契約をした。
千ルーブル払えば、一日かかって
歩いた土地が自分のものになる。

そのかわり、その日のうちに出発
点に帰り着かなかったら、千ルー
ブルは商人のものとなる。

農夫は日の出とともに歩き始め、
あの丘も欲しい、あの野原も欲し
いと欲張って遠くまで歩き続けた
が、

ついに力尽きて太陽が沈むのと同
時に、出発点を目前にして倒れ
息絶えた。

結局のところ、彼に必要だったの
は、その死体を埋葬するためのほ
んのわずかな土地にすぎなかった」

「これは、人間が生きていくうえ
で知らなくてはならない情報など
そうたくさんあるわけではないの
に、

情報化時代という言葉に惑わされ
て、絶えず情報を追いかけまわし
ていないと不安になってしまう
現代人にも通じる」。

大切なことは、物事を知ることでは
なく、いかにして幸福に生きるかと
いう知恵を身につけることです。

物事を知れば知るほど知恵がつき、
幸せになるというものではありま
せん。


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私は雑草。 心ある雑草。

2021-06-08 11:56:59 | 日記

草は抜かれる。
だから自ら枯れては
いかない。
虫は殺される。
だから自ら消えては
いかねい。
もっと、暑苦しく生
きるのだ。

やりすぎ、懲りすぎ、
ごめんなさい。
可愛さ、
トゥーマッチですみません。
しびとく、じだばた、
夏を楽しもう。

雑草の雑って、かっこいい。
虫けらのけらって、ファンキーだ。

※この時期は、道ばたに黄色い
カタバミの花や白いドクダミの
花などが咲いています。
雑草や野草と呼ばれるものにも、
かわいらしい花を咲かすものが
たくさんあります。

 

YouTube
オリジナル・ラヴ featuring 横山剣 (クレイジーケンバンド) 接吻 Kiss tuvideo matiasmx com

https://www.youtube.com/watch?v=5waAJxMKkHo 


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『心が変われば運命が変わる』

2021-06-08 11:46:42 | 日記

「心が変われば態度が変わる。
態度が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる」。
蓮沼門三/教育家

学生時代に覚えた言葉。
これほど見事な四段論法も
珍しい。

蓮沼さんは日本初の社会教育
活動団体「修養団」を創設
した人物。

学校の寄宿舎が汚れているこ
とに憤り、雑巾がけを一人で
始めたところ、同志が次々と
参したのが団体創設の始まり
であったという。

運命を変えるのは心の持ち
よう。


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「一杯のお茶を味わう」

2021-06-08 11:43:51 | 日記

【気軽に「極楽」に行ける方法】
あの人とは、どうにも価値観が
合わない。それだけで、その人
に会いたくなくなる。

他人の価値観と、自分の価値観
を、口をとんがらせて激論して
も、得るものはひとつもない。

それなのに、どうして、価値観
などという実態のない化けもの
を、気にするのか。

「喫茶法」。禅語で「お茶を飲ん
でいらっしゃい」という意味。

人生にとって、人の価値観とか
主義の主張は、争いのもとにな
るだけだ。

わたしたちが、もっと気にかけ、
大事に思わなくてはいけないの
は、お茶を飲んだり、コーヒー
を飲んで、「ああ、おいしい」と、

その美味がわかるときなのだ、

体いっぱいで「おいしい」と
味わったとき、一切の悩みが
吹き飛んでしまうという点に、
禅の抜苦の工夫がある。

「おいしい」とほほえむ一瞬が、
楽しい極楽である。


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「遠 恋」 愛よりも優しくーⅡ―

2021-06-08 11:41:36 | 日記

離婚したあと、つき合った人の
ひとり―――彼は童話作家で、
あとで一緒に仕事をすることに
なる―――に言われたことがある。

ふたりとも裸で、ベットの中に
いる時に。
「きみのそばにいると、僕はな
んだか寒いよ。きみはいつでも、
遠いところにいる。僕の腕の中
いる時でも、心はひとりでどこ
かを彷徨っているだろう」

わたしはその時笑いながら、答
えを返したはずだ。
「馬鹿なことを言わないで。
ほら、わたしはこうして、ここ
に、あなたのすぐそばにいるじ
ゃない?」

彼は正しかった。
今のわたしには、そのことが
わかる。
彼の言った通り、わたしはいつ
も、そこにはいなかった。

たぶんわたしは、わたし自身を、
わたしのすべてを、置き忘れて
きたのだと思う。あの日、あの
夜、あの河のそばのプラット
ホームに。


その手紙を読んだのは、それが
書かれてから四年ものちのこと
だった。
ローマのホテルの一室で、わたしは
会社の同僚から、封筒を受け取った。
四月だった。

それは、エアメールの薄い封筒だっ
た。封筒は薄いが、中身は厚い。
ブルーのインクで記された、端正
な文字。宛先は会社気付。六十セ
ント分のアメリカ切手。左上に
英語で書かれた差出人の名前は
「kaisei Inoue」となっていた。

桜木詩音様
 シオンちゃん、と書いていの
かどうか、しょっぱなから考え
込んでしまうのですが 


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「心を温かくしてくれる人」

2021-06-08 11:38:04 | 日記

私たちは愚かにも、知恵ある
者のほうが、知恵のない者よ
りも尊いものだと、錯覚して
いるところがあります。

でも、この世の不幸をジッと
見つめてみると、知恵のある
者が引き起こす社会的不幸の
どれほど多いことか。

戦争を起こすのも、自然を破
壊するのも、舛添要一東京都
知事の公私混同問題も、知恵
のある人たちです。

また、知恵の遅れている人や
老人などを、役立たずと思う
傾向があり、そのような人は
まるで必要ないかのように
扱いがちです。

でも、知恵があって役に立つ
はずの人(政治家や増収贈収
賄事件の社長なども)が、

いつの間にか刑務所に入って
いる例が多いこの頃です。

しかし、知恵の少ない人の役
立ち方は、知恵のある人のそ
れとはちょっと違います。

知恵遅れの子は、たいてい温
和で、皆にこにこしています。

一緒にいる子どもたちも、
知らず知らずのうちに優し
くなっていきます。

SONYの創設者の井深名誉
会長のお嬢様は知的障害でした
が優しい温和なお嬢さまで、

この子が描く絵は、お地蔵さん
でも、象でも、キリンでも、
メダカでも、みんな笑っていて、
見る人の心を深くひきつけます。

うちの大叔母が東京通信工業
(株)(SONYの前身)で
経理をしていてその子を預かり
学校へ行かせ、

やがて
1978年に大分県に身体障
害者が働ける工場『ソニー
太陽』が建設され、

また、生産施設を備えた社会
福祉法人「希望の家」(栃木県
鹿沼市)への支援も行い
SONY生命が誕生しました。

人の痛みが分かる人になりたい
ものです。


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