佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

「はじまりは、突然」

2023-09-08 13:06:19 | 日記
大好きな人の瞳の中に
とまどう自分を見つけた
とき

流れの早い川に押し流されて
いくような感じがした
片思いでなくなたとき
そんなふうに喜びと悲しみが
同時にやってきました

私は流れに逆らって
水面に張り出す枝をつかもう
とするけれど
指先に弾けて小さな痛みが
残るだけ

だけど同じ流れの中にいる
あの人を見つけたとき
私はあの人の気持ちを知り
ました

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『あなたに会いたい』

2023-09-08 13:04:51 | 日記

忘れな草が咲いていた
道に線を引いて
その上を歩いた
どこまでも
道が途切れるまで

見上げると青い空だった

君がいた頃は
なにもわからなかった
本当に
何にも

どんなに君を好きだったかも
人との関係も
大切なことも

失ってはじめて気づいいた
けど
今だってたぶん
まだまだ霧の中だ

遠く過ぎないとわからない
なんて
どうすればいいんだ

ひとつだけわかったこと
胸に深く刻んだことは
大事にすること
とにかく
大事にすること
好きなものはどんな時でも
ただ馬鹿みたいに大事にすること

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「ちぎり」契り pledge

2023-09-08 13:02:51 | 日記
固く約束すること。契約。
前世から定まっている因縁。
運命。ゆかり。
男女が肉体関係を持つこと。

“あゝいつかまた相逢ふて
もとの契りをあたゝめむ
梅も桜も散りはてゝ

すでに柳はふかみどり
人はあかねど行く春を

いつまでこゝにとどむべき
われに惜しむな家づとの
一枝の筆の花の色香を
/『晩春の別離』島崎藤村

一遍の栞
一夜の契りが人生を変えること
もある。
だから、男女の仲は面白い。

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涙  カクテル”フレンキス"

2023-09-08 12:00:57 | 日記
放課後の長い時間を私はひとり、
学校ではなくて、町のはずれに
ある図書館で過ごすようになっ
ていた。

いつ閉鎖されてもおかしくない
ような、さびれた図書館だった。

日曜の午後、たいてい四時過ぎ
くらいに、西陽がまぶしくなっ
て私が席を移動したあとか、移
動する直前に、彼はふっと姿を
現した。

そうして、まっすぐに、私がそ
れまで座っていた椅子を目指し
て歩いてくる。それからそこに
腰をかけて、ぶあつい本を開く。

「こんにちは、あの・・・・」
ある日、思い切って、私の方か
ら声をかけてみた。

どうしていつも、ここに?私の
座っていた場所に。ここ、まぶ
しくないですか?
訊いてみたかったけれど、そこ
までの勇気はなかった。

声はかけたものの、何も言えな
くてもじもじしていると、彼の
疑問文が飛んできた。
「きみの方こそ、どうしていつ
もこの席に?」

そのあとに言った。目を細めて、
まぶしそうに、私の胸のあたり
に視線をのばして。
「ここ、僕の指定席なんだけど」

そんな風にして、私たちはぼつ
ぼつと会話をするようになり、
日曜ごとに図書館で「デート」
をするようになった。

デートだと思っていたのは、
――名づけていたのも――私だ
け、だったと思うけど。

あの、もしもよかったら、この
本」ある日、思い切って、私の
方から「告白」をしてみた。

好きです、つきあって下さい、

なんて言えるはずもなく、その
代わりに私は、私の気持ちを代弁
してくれているかのような恋愛
小説を選んで、彼に差し出して
みた。

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「さよならは悲しくない ほんの少し淋しいだけ」

2023-09-08 11:58:37 | 日記
泣くだけ泣いて、空っぽになった
心に何が残るだろう。

本当に不思議なことだけれど、それ
までとは違った思いがふっと空っぽ
の心に舞い降りる。

「ありがとう」
そんな思いが、舞い降りる。
たとえつらい恋だったとしても、
恋人だった人への感謝で心は
満たされる。

そのような気持ちに行き着くまで、
何日かかるのか、何ヶ月、何年
かかるのか。
とても感謝なんてできないと思う
恋もきっとある。

でも、それでいい。いつか気持ち
が溶け出すことを信じて。
終わった恋に「ありがとう」が
言えたとき、別れは決して悲しみ
だけではなかったことを知るだろう。

別れの淋しさを思うとき、私は
『ライ麦畑でつかまえて』の
最後を思い出す。

恋とは違うけれど、「あいつらが
今ここにいないことがたまらなく
淋しい」と、主人公は思う。

そう、今ここにあの人がいない
ことは淋しい。

でもそれは、悲しみとは違う。郷愁
にも似たせつなさなのだ。

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『「怒り」を噛みくだく』

2023-09-08 11:57:33 | 日記
人から何か言われてカッーと
なってしまい、売り言葉に買い
言葉で不用意な発言をしてし
まったりして、

自分の人生を誤る人がよくあり
ます。

ところが、同じことを聞いても、
「ちょっと待てよ。これは辛辣
な言葉だけど、私を思って言っ


くれたことだ。この人もつらか
っただろうな。よし、これから
は慎もう」と思えば、感謝の気
持ちが湧いてきます。

同じ言葉を聞いたとき、すぐに
反応するのではなく、まず素直
に、「この人はこう言っている

けれども、どういことだろうか」
と自分なりに咀嚼(そしゃく)し、

熟慮することによって、失敗を
さけることができます。

政財界のいろんな人物の失敗が
次から次へと報道されています
が、

これは欲に目がくらんだり、せ
わしげな世相や情報の洪水に流
されて、咀嚼する、熟慮する、

心の中で練るという思索が
疎かにされた結果です。

じっくりと聞き、考える余裕を
持ちたいものです。
 

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「女が欲しがるもの」

2023-09-08 11:52:17 | 日記
女が一番欲しがるのは、
他の多くの女たちから
愛されている男が、

自分だけに惚れているの
を見ることだ。

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