Carpe Diem

シンシナティ大学で都市計画を勉強していた、ある大学院生の物語。現在はマンハッタンで就活。

未来の行き先

2012-09-26 00:41:52 | daily life
いま大学の自習室で将来の進路について悶々と悩んでいます。
本当に何がやりたいのか、そして何ができるのかずっとうんうん考えている。
ある程度漠然と分かっていてもはっきりした答えは出てこない。
その一方でアメリカ全土やその周辺からの日本人留学生が一同に集まるボストンキャリアフォーラムの
それぞれの会社のレジュメの提出日は刻々と近づいてくる。
はやくはっきりさせないとまずい。

こんな経験をしたのはいつ以来だろう。
間違いなく大学の4年生の時は留学するかしないか、そして留学するなら何を勉強するか迷っていた。
その時も夜遅くまで研究室に閉じこもって悶々と悩んでたっけ。
その前は高校3年生の時にどの学科を受験するかで建築か、機械を勉強するかで悩んでいた。
そう、毎回将来の選択を迫られる時に悩み、迷い、そして最後には何か決断を下す。
悩んでいることは好きではないけど、建築を勉強していた時に先生が言っていた言葉を思い出すと、
もし色んな選択肢があってどれにしようか悩むのはつらいけど、
それってもっといい選択をできるチャンスもあるということ。
悩めるだけで、自由度があるだけでとても贅沢なんだ。

あとドミニカの女の子が前に言っていたっけ。
大学の時は将来やりたいことが明確で、とにかくいい企業に入っていい給料をもらうことだった。
でもアメリカに来て、いろんな可能性をみて本当に自分がやりたいことが分からなくなった。
色んな可能性が見えれば見えるほど分からなくなるのかもって。
そうなのかもしれない、アメリカではもっとみんな自由な尺度の定規を持って、
やりたいことをずっと探している。日本で言う社会のレールから外れている人は多い。

僕は残された少ない時間で思いっきり迷って、悩んで、後悔のないベストなチョイスをするつもりだ。