サロン経営の羅針盤

弊社研修所が提供しているサロン経営に関する全てを提供して参ります。

連載・儲かるサロンづくりの羅針盤。

2018-06-02 07:49:50 | 日記

30.サロンの立地条件。  

一般論として、「人通りの多いところに店を出せば繁盛する」という考え方があります。これは正しいことです。 

しかし、どんなに人通りの多い立地条件の良い場所であっても、店員の接客が悪い、商品(技術)に魅力がないサロンは、いずれは衰退して行く運命にあります。

そのような意味から言えば、「人通りの多いところに店を出せば繁盛する」というのは間違いです。正確に言えば、「人通りの多いところに店を出した、商売の上手なお店は繁盛する」が正解です。

   「商売の上手なお店や、経営システムのしっかりした店に、多くの客が来てくれる」から繁盛するのです。
これは下記の4つのお店で、どこが最も儲かるか考えれば判ります。
1 商売ヘタで、客の来ない店。
2 商売ヘタで、客の多い店。
3 商売上手で、客の来ない店。
4 商売上手で、客の多い店。
   最も効果的に繁盛することの出来るお店は4です。

では、「もっとも儲からないお店」とは何番でしょうか。
それは2番になります。つまり、客を多く呼び込んでも商売がヘタということは、ムダ=コストが多いということになります。

その結果、「あそこのサロンは良くないよ。」このような悪い評判を地域商圏に言い回すという、潜在的な敵対客を増やすことになります。
   逆のケースになれば、「あそこの店はいいよ、私が保証するわ」と宣伝してくれるようになります。SNSの普及によって、この傾向が大きくなっています。
これが顧客の連続拡大となり、繁盛へとつながります。集客だけに力を入れて客数が増えても、商売上手でなければ、やがてダメになります。つづく