深夜空港にみんなを見送りに行ったさるは、待たせてあったタクシーでセブシティーにあるホテルに戻りました。
セブのタクシーはメーターが付いているのですが、ドライバーによってはメーターを使いたがりません。とくに市内と空港は離れているので、帰りの客がつかまらないと空車で長距離を走らなくてはならないのでガソリン代があわないと言います。
さる達は、2台のタクシーに分乗して空港に向かいました。1台は片道なので200ペソ(600円弱)で話をつけ、もう1台は往復するのだからメーター金額でということになりました。
みんなの見送りをする間30分位待っていた運転手は、人相は悪いけど英語がうまく、良くしゃべる愛想の良い人でした。車内ではセブの市民生活や家族の話題などで、なごやかな深夜ドライブの時間が過ぎていきました。
そして・・・
ホテルに到着し支払いのときになると、いきなり400ペソくれと言い出しました。
「冗談じゃない!メーターで行くと約束しただろ。」「いーや、待ってる時間もあったし、もう1人には片道で200払ったじゃないか。」とごねてきます。結局、350で折り合いましたが、メーターは280位でした。もちろん待ち時間だってメーターは加算され続けていたのを、さるは知っていました。
セブでは治安に不安を感じるようなことはありませんでしたが、こういう所は日本と同じようにはなりませんね。
タクシーには何回か乗りましたが、蓋をしてメーターを隠しているドライバーもいたりしました。これからセブに行く人は、タクシーには気をつけてくださいね。
この夜、アップタウンの"Mango Park Hotel"に泊まったさるは、翌日オスメニアサークルにある部屋代の安い"Elegant Inn"というホテルに移りました。写真奥の建物がエレガントイン。
6階のエレベーターホールから。オスメニアサークルの全景が見えます。
じつはこのホテル、マンゴーパークホテルのレストランのスタッフの女の子達が教えてくれました。
遅めの朝ご飯を食べながら、もう少し安い所に移らなくちゃあと考えていたさるは、スタッフの1人に「どこら辺に行くと安いゲストハウスがあるか知ってる~?」と聞いてみました。そうすると他のスタッフも集まってきてビサヤ語で相談が始まりました。
そして1人の子が「オスメニアの近くにエレガントインというホテルがあるんだけどぉ、ここと同じくらい良いホテルで値段は安いよ~。」「予算は1,000ペソ(約2,900円)くらいまでなんだけど、大丈夫かなぁ?」「うん、そのくらいで泊まれるよ。どうやって行きたい?」「えっ、どうやってぇ?」
「タクシー、それともジープ?」と、聞かれました。
↑この写真は、セブ市郊外で撮ったもの。市内の"ジープ"はもっと大型でフロントがジープっぽい。
"ジープ"というのはフィリピンの庶民の足で、ガイドブックでは"ジープニー"と紹介されています。バスよりも近距離の路線を走るコミュニティーバスみたいなものです。運賃は、1区間たったの6ペソ(約18円)。セブの人は、たんに"ジープ"と呼んでいるようです。
変わった乗り物大好き!のさるは、「ジープで行く!ジープで行く!」と答えました。彼女たちは初めてジープに挑戦するさるに、どうやって乗るのかとか、何番のジープに乗ってどこで降りるかとか、いくら払えばいいのかとか、みんなで、あーだ、こーだと丁寧に教えてくれました。
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