“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

原発事故の意外な罪

2013年06月08日 06時07分54秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

芍薬(シャクヤク) 品種名 ポーラフェイ 鮮やかな赤です。おととい開花した我が家の庭で一番目立つ花です。品種的には真新しいわけではないようですが、人気のある品種です。

東京の江戸川で捕れたウナギが基準を超える放射性物質に汚染されていたというニュースを聞いて驚きました。江戸川中流域で採れたウナギは汚染されているが下流のものは基準以下だったとのこと。プランクトンを食べたテナガエビをウナギが食べて、蓄積されたとのことです。

原子力発電所の事故は、食料自給率を下げるという意外な悪影響もあります。福島県などで農業生産の再開できない地域での食べ物の流通はありません、もちろんその地域の水産物、畜産物、しいたけなどのきのこの栽培品、山採りの山菜やきのこ・イノシシやキジなどの狩猟動物と鳥、趣味で楽しむ釣によって捕れたものも食べられることはありません。

東京のウナギは超高級の鰻屋さんのみでの消費だったろうから、食料自給率という大げさな影響はないと思います。しかしこのウナギだって、流通しなくなれば、他の食べ物に置き換わります。霜降りの牛肉でしょうか、高級な寿司でしょうか・・・

このウナギ、食べられることがないだけでウナギの体内の放射性セシウムが減ったり無くなったりすることはありません。ウナギが死んで、腐敗し、プランクトンが食べて、それを手長エビが食べて、それをまたウナギが食べてというような循環が繰り返されます。何百年かたたないと、セシウムがほとんどなくなる状況にはなりません。または、ウナギを捕って除染すれば別ですが。

罪深い、原子力産業です。

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