“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

福島県での除染

2011年09月05日 06時12分57秒 | 蜂助の呟き
 おはようございます。蜂助です。今日は除染の話です。

 さきほど読んでいた雑誌で、福島県の線量が高い地域に住んでいて別の土地に避難した同居していた孫から「毒ガスの家」と言われたそうです。何と悲しいことでしょう。

 昨日の地元紙「河北新報」の記事の内容です。福島第一原発により放射性物質で汚染された県土をできるだけ元に戻そうと、福島で暮らす人たちが放射性物質の除去「除染」を急いでいます。郡山市では、今年4月から7月にかけて、市内の小中学校86校のうち、校庭の線量が毎時1マイクロシーベルトを超えた65校で校庭の表土を除去しました。最も線量が高かった小学校では4.1マイクロシーベルトだったのが8月末には0.5マイクロシーベルトまで下がりました。

 福島県教育委員会によると、原発事故から夏休みまでに、県内の小学生6628人、中学生2125人が圏外に転校したそうです。最低でも片親、そして幼児もいますのでどう計算しても1万5千人位の方が福島県から居なくなりました。郡山市のある母親は、夏休み終了直前に小学生の子ども2人を連れて西日本に引っ越しました。「夏休み中に通学路の除染作業が始まらなかった」のが理由です。夫は仕事のために残ったそうです。

 除染にもいろいろあり、校庭などでは表土を剥ぐ。しかしアスファルトやコンクリートは水のよる高圧洗浄などでは洗い流すことができません。これらの除染の方法で確実なのは、表面を特殊な機械で削り取り(やすりで削り取る感じ)掃除機のようなものでそれを吸引することだそうです。本日、福島市のある場所で専門家によるこの実演と、除染全般の座学講義を受けてきます。宮城県でホットスポットが見つかった場合の対策の提案ができるように勉強中です。

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