“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

ヤクザ経営のボッタクリバー

2013年10月07日 06時00分12秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。今朝の仙台市はシトシト雨が降っています。

コルチカム   この植物もヒガンバナと同様に、秋に葉は出さずに花だけ咲かせます。葉があるように見えますが、これは右側に紫の細い花を咲かせているヤブランという別の植物の葉です。コルチカムは、白色や八重咲きなどもあります。

10月6日はTPP閣僚会合最終日でした。TPPの年内交渉成立を目指してアメリカ合衆国が急かせていたものです。交渉国の国民に知られないうちに「やっちまおう」ということでしょう。それが自国の国会での醜態からオバマ大統領は10月8日予定のインドネシアのバリ島で開催されるTPP首脳会合に欠席すると表明しています。

TPP交渉は12か国で行われており、合計のGDPで世界の40%を占めていると言います。

TPPにはラチェットというルールがあります。これは、後戻りができないというルールです。すなわち、一旦入ったら、出ることができない闇の組織です。いわば「ヤクザ」組織のようなものでしょうか。交渉から離脱したら、〇〇を詰められるのでしょうか。

TPPは徹底した秘密主義で何を交渉しているのか全くわかりません。「会員制の秘密結社」でしょうか。

TPPは貿易や関税の問題を交渉しているのでは無いことは明らかになってきています。全体で1000ページ位らしいですが、貿易や関税はその3分の1程度と言われています。TPPの本質は、貿易でも農業でも食料でも医療でも保険、私的所有権保護でもありません。「すべてをマーケットに放り出す」ことです。すなわち、大企業にとっての制約を取り払うことです。ものを作ったり販売するだけではなく、命を守る医療や福祉、保健、教育などもすべて餌食にしようというのがTPPです。

そして、一企業に不利益があると相手の政府を訴えて巨額のお金を取ることのできる「ボッタクリ」が本質です。東日本大震災からの復興事業を例に上げてもこのボッタクリのしくみISD条項は簡単に説明できます。復興事業の入札にわれわれ外国企業を入れないのは日本における経済行為を日本政府は侵害したとして日本政府を訴えることができるのです。訴える国際裁判所はアメリカ人の経済団体や役人出身ばかりのインチキ裁判所なのです。

これを、ヤクザ経営のボッタクリバーと言わずに、何にたとえられるでしょうか。


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