音楽評論館

音楽評論やコラムなどを執筆してます。

トラヴェルソ展示&試奏会

2016-06-11 14:18:27 | フルート

6/12 試奏会に行って来ました。

気になっていたのは、バロック時代に本来あるべき楽器とかピッチとか、そんなところでしたが、正直ピッチがあっているのかどころではなかった。
まず、どのトラヴェルソも指が届くのがやっとな長さで、運指がフルートと違うと言うのは、その次ですね。
トラヴェルソ製作者から、小さなアンブシェアでと指摘を受けたが、低音域~中音域~高音域と上昇したときに息のスピードを上げていくのは、フルートと通じるところはありそうですね。そこまで全ての音階は吹けませんでしたがね。
最初に木管で試奏させてくれたのは、とても有り難かった。しかし最初の1本目を買うとしてもアウロスの樹脂製だろうな。
全く手が届かない訳ではないので、慣れればカヴァー出来るのだろうか?
色々と欲しいのがあったので、またダクにはお世話になります。

山形由美「ルーチェ~ヴェネツィアの光と夢~」(2005年作)

2016-06-11 00:25:20 | クラシック盤レビュー
山形由美「ルーチェ~ヴェネツィアの光と夢~」(2005年作)



ヴェネツィア室内合奏団と、ヴェネツィアにちなんだ曲だけで、ヴェネツィア(サン・サムエレ教会)で録音された初のセルフ・プロデュース作。
ヴィヴァルディ、マルチェッロ、チコニーニ、ジュナン、マーラー、全てヴェニスに関連している曲を収録。
荘厳な弦楽アンサンブルの響きの中で、揺らめくようなフルートの優しい音色が心地よい。
憧れの異国の地の、非日常的な時間の流れや、不思議な世界観を、アルバム全編を通して感じさせる。