シャセリオー展を見てきた。19世紀フランス・ロマン主義を代表する画家が描いた静謐な作品『カバリュス嬢の肖像』から、戯曲『シェイクスピア』をモチーフにした作品まで。神話や文学を題材にした作品が多かった。物語性も感じられる繊細な色彩感覚。象徴派、印象派にも通じる優美な作品を楽しめた。
美術館展の半券で入れる、常設展では、エル・グレコ『十字架のキリスト』と、ヨハネス・フェルメール『聖プラクセディス』が印象に残った。
どちらも、仄かな血の匂いが漂ってくる、冷たさのある作品だ。
(一部を除き、常設展の作品は、撮影可能)
閉館時間が迫っていたので、全てをゆっくりと見れなかったのが残念。
急いで帰る途中に、マリー・アントワネットもちらりと見えた。
また機会があれば行きたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます