音楽評論館

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【コンサート情報】 Nana デビュー・リサイタル

2016-06-15 15:04:02 | コンサート情報


【コンサート情報】
Nana デビュー・リサイタル

本日6月15日は、台湾のチェリストNanaの誕生日である。誕生日を記念して、コンサート情報をお知らせいたします。

<公演情報>
場所:東京 紀尾井ホール
日時:2016年6月29日 19:00開演(18:30開場)
出演:Nana(チェロ)、ティエンリン・チャン(ピアノ)
予定演奏曲目:ポッパー:コンチェルト・ポロネーズ作品14、メンデルスゾーン:歌の翼に 作品34-2、ラフマニノフ:ヴォカリーズ作品34-14、ラヴ・イズ・オーヴァー他 

チェロのNana(本名:歐陽娜娜、誕生日:2000年6月15日)は、台湾の台北市出身。10歳で初のコンサートデビュー。12歳で台湾のチェロ・コンテストで1位を獲得。史上最年少の13歳で全額奨学金を取得して、米・フィラデルフィアの超名門音楽学校「カーティス音楽院」に入学。その後は、世界各地から“天才超絶美少女”、“チェロの妖精”などと呼ばれ注目を集める。音楽界を中心に、芸能界からのオファーも殺到し、現在はチェリストと女優を両立している。日本では、2016年2月4日に東京・白寿ホールにて「デビューCD『Nana15』発表コンサート」を開催。『Nana15』は2016年4月6日発売。2016年4月17日に東京・ゲートシティ大崎にて『Nana15』発売記念イベントを開催。2016年6月29日に、東京・千代田区の紀尾井ホールにて、Nanaのデビュー・リサイタルが開催される。

カラヴァッジョ展

2016-06-12 13:39:56 | 美術館展


カラヴァッジョ展、最終日に観に行って来ました。

写実的な明暗法を用いた、光と闇の対比は実に素晴らしかった。人物像は、忠実に外見を描くこと以上に、内面の性格や感情表現やストーリー性を緻密に描写して、堂々たる存在感のある人物に仕上げている。
意図的に静物と肖像の描写を変えたり、遠近法を使った構図や、大胆な筆致による色彩などは、スペインの画家、エル・グレコあたりに通じるものがあるのではと感じたがいかに。
(緻密さにおいては、両者かなりの違いはあると思うが)
カラヴァッジョは個人主義で、他の画家の作品を認めようとはせず、自分自身の作品こそが、世界で最も素晴らしいと思っている、他に類を見ない独創的な画家である。

なお、本展ではカラヴァッジョ自身の作品は12点で、残りはカラヴァッジョに関連する作家の作品である。
バルトロメオ・カヴァロッツィの『アミンタの嘆き』、オラツィオ・ジェンティレスキの『スピネットを弾く聖カエキリア』などは、今にも笛の音や、鍵盤の音色が聴こえてきそうな、音楽をテーマにした作品も中にはあった。

本展にて世界初公開となった『法悦のマグダラのマリア』は、殺人を犯して逃亡中に描いたとされる、長らく発見されなかった貴重な絵画である。
殺人者の計り知れない心境や、これまでの内省的な絵画を凌駕する、鳥肌が立つような恐怖を感じさせる、傑作をついに見ることが出来た。

次は、今年4月に発見された推定150億円の『ホルフェルメスの首を切るユディット』が来日することを願う!


『法悦のマグダラのマリア』


『アミンタの嘆き』


『スピネットを弾く聖カエキリア』

トラヴェルソ展示&試奏会

2016-06-11 14:18:27 | フルート

6/12 試奏会に行って来ました。

気になっていたのは、バロック時代に本来あるべき楽器とかピッチとか、そんなところでしたが、正直ピッチがあっているのかどころではなかった。
まず、どのトラヴェルソも指が届くのがやっとな長さで、運指がフルートと違うと言うのは、その次ですね。
トラヴェルソ製作者から、小さなアンブシェアでと指摘を受けたが、低音域~中音域~高音域と上昇したときに息のスピードを上げていくのは、フルートと通じるところはありそうですね。そこまで全ての音階は吹けませんでしたがね。
最初に木管で試奏させてくれたのは、とても有り難かった。しかし最初の1本目を買うとしてもアウロスの樹脂製だろうな。
全く手が届かない訳ではないので、慣れればカヴァー出来るのだろうか?
色々と欲しいのがあったので、またダクにはお世話になります。

山形由美「ルーチェ~ヴェネツィアの光と夢~」(2005年作)

2016-06-11 00:25:20 | クラシック盤レビュー
山形由美「ルーチェ~ヴェネツィアの光と夢~」(2005年作)



ヴェネツィア室内合奏団と、ヴェネツィアにちなんだ曲だけで、ヴェネツィア(サン・サムエレ教会)で録音された初のセルフ・プロデュース作。
ヴィヴァルディ、マルチェッロ、チコニーニ、ジュナン、マーラー、全てヴェニスに関連している曲を収録。
荘厳な弦楽アンサンブルの響きの中で、揺らめくようなフルートの優しい音色が心地よい。
憧れの異国の地の、非日常的な時間の流れや、不思議な世界観を、アルバム全編を通して感じさせる。

ヤマハ エレクトリックバイオリン YEV104/105 ミニライブ&トークイベント

2016-06-09 22:11:55 | バイオリン
ヤマハ エレクトリックバイオリン YEV104/105 ミニライブ&トークイベント

通常の4弦のほかに、5弦のエレクトリックバイオリンもあるようです。デザインもなかなか、値段もリーズナブルなので、気になりました。
6月25日(土)の発売日前に、音色を聴くことができるイベントです。
良かったら、買うかもしれない。







出演:中西俊博(Vn)・北床宗太郎(Vn)・山下伶(Harm)

開催日
2016年6月18日(土)
時間
1st 13:00~ / 2nd 15:00~
会場
ポータル(ヤマハ銀座ビル1F)
料金
無料 ※ご予約不要/お立ち見での観覧となります。
入場多数の場合は、安全上制限をさせていただく場合がございます。予めご了承くださいませ。 

http://www.yamahamusic.jp/shop/ginza/event/yamaha-electric-violin-yev-mini-live