とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

千客万来の「杉玉」

2024年12月28日 | 日記

 今年のクリスマス商戦のイベントも終わった。クリスマスツリーと言えば、円錐形のもみの木に飾りつける質素なイメージだが、今はやたらと街路樹に電飾を取り付けるのがクリスマスムードとなっている。
 そんな中、日本料理店に「杉玉」をつるした粋な雰囲気が話題になっている。「杉玉」は杉の葉を丸い球に仕上げて店先につるすもので、酒蔵などで新酒の完成を知らせる縁起物として使われる日本の伝統文化のひとつである。当初、「杉玉」は濃い緑色だが日が経つにつれ褐色へと変わっていく。それも、風情である。
 酒田市中町2丁目の日本料理店「井筒」では直径40センチの「杉玉」を出入口につるし、飾り屋根も新調し独特の粋な雰囲気を醸しだしている。「この雰囲気が県外、海外のお客さんに喜んでもらえれば」と店主は語っている。
 この「杉玉」を制作したのは、環境保全活動をしている「NPO法人・ひらた里山の会」で地元の平田地区で採取した杉の葉を使った「杉玉」である。法人代表の佐藤忠智さんが里山保全活動の一貫として行っているもの。他に酒蔵や酒販店などからの注文にも応じていると聞いている。

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1月の知事選に自民党県連、候補擁立せず

2024年12月21日 | 日記

      山形県知事選は来年の1月9日告示の26日の投票日である。山形県知事吉村美恵子氏は豪雨災害を理由に立候補の意志は白紙としていたが、12月議会当初で、やっと立候補の意志を表明した。県民の予想通りでもあった。何故こんなに遅く意思表示したのかは闇だったが、他に立候補者の動きはない。連続5期目となる。権力者の長期多選の良否は一概に言えないが、一般的に権力が淀む弊害が指摘さている。
 山形県議会は圧倒的に自民党県議が多い。そんな中、16年前に自民党推薦の斉藤弘知事現職を破って、反自民の吉村美恵子知事が誕生した。それから4期連続当選の実績である。その中心が女性で結成されたオレンジの会だった。吉村知事は少数与党の中で「あったかい県政」をモチベーションに県民への支持が広がっていった。
 ところが、来春の知事選に自民党は立候補者を立てず、吉村知事を推薦すると表明した。県議会はオール与党となる。何の戦略なのか分からないが、いくら吉村知事から要請があったとしても、今回の自民党決定に県民の納得は得られるのか。
 過去に吉村知事に味方したとして自民党県連から除名処分や、役職停止処分された自民党議員もいる。いくら自民党支持率が落ちているとはいえ、自民党山形県連の決定は無茶苦茶すぎる。
 正々堂々の選挙選を望む声は大きい。

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酒田駅前広場のイルミネーション

2024年12月14日 | 日記

 私はイルミネーションはクリスマスツリーの電飾のイメージなのだが、昨今、12月に入ると全国商店街のイルミネーション合戦が始まる。そのスケールは想像を超えるスピードで広がり、新しい電飾文化が跋扈している。全国規模のイルミネーションランキングもあるらしく「我がまちのイルミネーションこそ日本一」とランキング合戦も展開されている。街の賑わいの観光客誘致の中心ともなり始めたイルミネーション文化は今後も広がる気配である。
 酒田市にもささやかなイルミネーション広場がある。これは酒田駅前の商業ビルの広場にJR酒田駅前の活性化・にぎわい創出にむけた酒田駅前地区活性化協議会が企画、広場内の樹木にシャンパンゴールドの電飾を取り付け、クリスマスツリーとともに楽しんで貰おうとイルミネーション広場に変えた。
 ホテルやレストラン、図書館の利用者や、帰途につく市民らが足を止めて写真を撮る姿が散見されている。小振りなイルミネーション広でも足を止めて「ほっと」するスポットは何にも代えがたい貴重な広場である。

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増える続ける高齢者単身世帯

2024年12月07日 | 日記

 国立社会保障・人口問題研究所が2050年に推定される都道府県別世帯数の将来推計を発表した。それによると、山形県は全世帯に占める単身世帯数が34.5%で全国一番低いと推計された。半数以上の27道府県は40%を超え、日本の未来に大きな影を落としている様に思える。
 65歳以上の高齢者が一人で暮らす割合は山形県が19.0%で全国3番目の低さであるが、一世帯の平均人数は2.15人で最多である。しかし、山形県の世帯数そのものの減少数が著しく全国で8番目多い減少数とみている。人口減少のスピードは加速している。
 同研究所によると、若者が集中する大都市圏では未婚が進み、現役世代の単身所帯が増えるのに対し、高齢化や人口減少が著しい地方では配偶者との死別などで単身高齢の世帯が高くなる傾向にあると分析している。
 全世帯に占める一人暮らしの全国平均は20年の38.0%から50年には44.3%に上昇する。大都市東京は54.1%で大阪が47.4%に跳ね上がる。75歳以上の単身世帯も、全ての都道府県で増加し茨城、埼玉、滋賀、沖縄の4県は20年の2倍以上に増えると推定されている。国の議論の的が、ずれている様に思える。

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