Nonsection Radical

撮影と本の空間

6月28日 猛暑

2022年06月28日 | Weblog
最早の梅雨明けとなり連日猛暑日。
政府は電力需要が逼迫していると”節電”を訴える「対策」を実施。
今がチャンスと、分散型電源方式が電力不足を補えないとして”旧来”の総括原価方式による独占的大規模発電への回帰を目論む”論陣”がSNSなどを通じて関係者らによって張られているが、その”原理”は正しくても、そもそも独占によって様々な問題を隠蔽し社会に害悪を与えてきた結果が分散型への移行であった反省がまったくなく、いけしゃあしゃあと言えたものだと無責任体質に立腹。
未来がない。

6月24日にコラムニスト小田嶋隆が死去。
個人的には全方位的な生ぬるいコラムだなと思っていたのだが、朋友内田樹の追悼を読んで理解納得。
実は少しずつ初期のコラム本を収集している最中であった。
仕事場でも年齢の近い人が病気入院その後音信不通となり、同年配者としては他人事ではないと思っていた時期なので先を越された感じ。

写真環境が急速に変化して、のんびり予定をしていたものが製造中止とかの知らせで急遽確保に走ったりで入り用。
今後は大部分がネット上でのスマホ鑑賞、一部マニアがペーパーでの展示と世の中は変わっていくので、その中でどのように”あそぶ”かが貧乏人の悩みどころ。
その中でも今やろうとしている「インスタント部会」は有望な部門だと思うが。

来月は参院選挙だが、仕事の都合で期日前投票をしないと。
これだけの”不景気”状態で問題山積だが与党は特に責任を感じず自然現象のように振る舞っているので対処的対策しか望めない。
以前にも書いたが、こうやってライブで国が崩れていくのを見るのは興味深い。
戦時中もこんなだったのだろうなと。
ここで現状に漫然としている人たちをバカだと言っても、バカにバカだと言っても反省するわけもなく、むしろ反発を買うだけで崩壊へ加速させるだけだということを野党支持者は覚えておかないと大衆の多数決で酷い目に会うぞと忠告。
地道にだがよろしい方向を示すような行ないをするしか味方は増えない。
しかしそういう現実的おこないは左翼野党の苦手とするところ。
小さなエリアで個人を一単位としてちんまりと生きていくのが21世紀の日本のあり方になるだろう。

SNSで一部上位大学以外はなくして、そこへ通うような人間は職業訓練施設へ送り込むべきだとの声あり。
以前から「パラサイトシングル」などの中央大学の山田昌弘教授も言ってる事だが、まあ一般的に言ってヨーロッパ型の階級固定社会が自分にも都合が良いし、きっと”彼ら”にとっても幸せなんだという「思いやり」か。
こういう単純な思考しかしない人が好む事柄なのでろくな話にならないのは欧州の問題を見てもわかる。
何も考えることのできない工場労働者を作り出す時代は20世紀に終わり、もし本気で日本が先進国の一部でいたいのなら、できるだけ多くの若者に高等教育を受けさせ、発展途上国の出稼ぎ労働者のような仕事を世界に散らばって求めるよりも、教養ある人材を少しでも賃金の高い仕事につけるようにするべきだ。あるいは自らが稼ぐ手腕が発揮できる思考方法を身につけさせるべきだ。
地方を見れば、現在すでに年収せいぜい250万円の労働者がザラにいて、地方の衰退と共に行き場を失っていく現状があるのに、彼らに満足な生活が送れる仕事を用意できないくせに職業訓練してどうするつもりなのだろう。
戦前戦後のように大都市へ仕事を求めて地方から出てくる時代を予定しているのだろうか。そんな時代じゃないよね少子高齢化なんだから。
むしろもう少しで江戸末期に近い人口になるのだから、人口分布もその時代に近くなり、人の住まない地域が広く分布するようになるだろう。
そこでどうやって暮らしていくかが問題なんだろうに。
一方で原発地域などは人が住まなくなって事故対策は途中放棄となる可能性がある。
田中康夫のなんクリでの指摘を持ち出すまでもなく、現在においても抜本的少子化対策は行われず人口半減が確実となっているのに、その抜本的対策未来図も描かれていない。
コメント
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